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「優待利回り」で、どの株主優待の“お得度”が高いのかすぐ分かる!

2021/12/22 20:00

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連載「株主優待の始め方」第3回── “お得度”が分かる「優待利回り」とは? 優待をもらうには株を買う必要がありますが、株価は企業によって違うので、出費(投資額)も異なります。いくら優待がよくても、あまりにも投資額が高すぎるのは考えものです。そこで、優待株を選ぶ際にその“お得度”を判定するモノサシとして活用したいのが「優

連載「株主優待の始め方」第3回── “お得度”が分かる「優待利回り」とは?

優待をもらうには株を買う必要がありますが、株価は企業によって違うので、出費(投資額)も異なります。いくら優待がよくても、あまりにも投資額が高すぎるのは考えものです。そこで、優待株を選ぶ際にその“お得度”を判定するモノサシとして活用したいのが「優待利回り」です。

優待利回りが高いほど、かかった費用(投資額)に対して“お得度”が高い!

「優待利回り」とは、優待品の金銭的な価値とそれを得るために必要となった投資額を比較した数値です。投資額に対して優待品の価値が占める割合をパーセントで示したもので、その計算式は「優待の金銭的価値÷投資額」です。優待利回りが高いほど、その優待内容の”お得度”が高いと判断できます。

具体例で見てみましょう。株を1万円から買えるA社と5万円から買えるB社は、どちらも1年に1回、500円分のクオカードを株主優待として進呈していたと仮定します。

当然、B社の5分の1の投資額で同じく500円のクオカードを手に入れられるA社のほうが“お得感”が高いと誰もが感じることでしょう。現に優待利回りを計算してみても、A社は「500円÷1万円=0.05=5%」で、B社は「500円÷5万円=0.01=1%」となります。

企業 株価 優待品 優待利回り
A社 10000円 クオカード500円 5%
B社 50000円 クオカード500円 1%


優待利回りを計算すれば、このように違いが歴然としているケースのみならず、一見した限りでは判断が微妙なケースでも数字によって明確な比較が可能となります。

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第1回 優待をもらうにはいつまでに株を買えばいい?
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優待利回りとともに注目しておきたいのは、配当の“お得度”を示す配当利回り

株主優待だけでなく、株主に対して定期的に「配当」を支払っている企業も少なくありません。配当とは、企業がビジネスで稼いだ利益の一部を出資(株の購入)の見返りとして、株主に還元しするものです。

そして、配当の“お得度”を判定するモノサシとなっているのが配当利回りで、「配当額÷投資額」という計算式で算出します。優待利回りと同じく、その数値が高いほど投資額に対して“お得度”が高いと言えます。

こうしたことから、優待利回りとともに「配当利回り」にも注目しておくといいでしょう。ただし、不祥事の発覚や経営環境の悪化など、何らかの好ましくない事情で株価が下がり、その結果として配当利回りが高くなっているケースもあるので、その企業に関するニュースや業績の推移も合わせてチェックするのが無難です。

「優待利回り+配当利回り」を示す総合利回りを銘柄選びのモノサシにしよう!

株主優待と配当の両方を重視するうえでは、「総合利回り」(配当+優待)を計算して相互に比較するのが有効でしょう。優待の金銭的価値と配当を足し合わせ、投資額で割って算出した数値です。

やはり、その数値が高いほど、投資対象として魅力的だと言えます。自社の製品やサービスを優待品にしている企業は“大盤振る舞い”しやすいので、優待利回りがけん引役となって総合利回りが高くなっているケースが散見されます。

もちろん、どれだけ優待回りや総合利回りが高くても、自分にとってあまり利用価値がないものをもらっては意味がありません。利回りの高さや関連ニュース、業績の推移などをもとに銘柄を絞り込みながら、興味深い内容の優待を実施している企業をピックアップするのが銘柄選びの基本です。

文・大西洋平(マネーライター)
編集・濱田 優(dメニューマネー編集長) (2021年5月24日公開記事)

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