知ればお得 !「電子マネー」を使いこなすための3つの基礎知識【連載・ポイ活有段者への道】

2021/11/19 09:00

https://money.smt.docomo.ne.jp/image/XlYilg8NSoa3Mfxem1Z3YA.jpg
【連載・ポイ活有段者への道 第5回】「電子マネー」を使いこなす キャッシュレス・ポイント還元事業やマイナポイントなどの後押しを受けて、近年普及率が上がっているキャッシュレス決済。キャッシュレス決済と言うとクレジットカードの利用率が高いですが、実は電子マネーも同じくらい人気です。その使いこなしをご紹介します。 基礎知識1

【連載・ポイ活有段者への道 第5回】「電子マネー」を使いこなす

キャッシュレス・ポイント還元事業やマイナポイントなどの後押しを受けて、近年普及率が上がっているキャッシュレス決済キャッシュレス決済と言うとクレジットカードの利用率が高いですが、実は電子マネーも同じくらい人気です。その使いこなしをご紹介します。

基礎知識1 電子マネーとは?

電子マネーとは、「電子データのやりとりで決済を行う非接触の決済サービス」のこと。現金をデジタル化しているので、決済がすべてオンラインで完結するのが特徴です。クレジットカードのように、決済時にサインや暗証番号が不要のため、スピーディーに決済ができるという使い勝手の良さも電子マネーの利点です。

基礎知識2 電子マネーの種類 3つの支払い方式

一口に電子マネーと言っても、さまざまな種類があります。SuicaやPASMOなどの「交通系」は、電車やバスの乗車時や特定の店舗での支払いまで対応しています。WAONやnanacoなどの「流通系」は、スーパーやコンビニなどの店舗で利用できるタイプです。またiDやQUICPayなどの「ポストペイ」は、「おサイフケータイ」対応のスマホや専用アプリで支払う方法です。

これらの大きな違いは、どのような支払い形態に対応しているかというところにあります。大きく分けて3種類があります。

(1) 現金や金融機関の預貯金口座などからチャージする「前払い(プリペイド)」
(2) 金融機関の預貯金口座からの「即時払い(デビット)」
(3) 同じく金融機関の預貯金口座からの「後払い(クレジット)」

交通系と流通系は「前払い」

電子マネーのうち、交通系と流通系は、基本的に前払いです。つまり事前にチャージするので、お金を使いすぎる心配がありません。そのため、いくら使ったか管理するのが苦手という人にはオススメです。

一方、ポストペイの場合は、前払い・即時払い・後払いのいずれの支払い形態にも対応しています。選択肢が広くなるという点では非常に便利ですが、後払いなどにした場合は、使いすぎてしまう可能性があるため、注意が必要です。

【あわせて読みたい】
「ポイントで投資・運用」なら損が出ても怖くない!
「優待利回り」で株主優待の“お得度”が分かる!
5000万超も!「スカイラインGT-R」高騰の4つの理由

基礎知識3 代表的な電子マネー4選

Suica──カードよりモバイルが高還元率

Suicaは、交通系の電子マネーで基本的には前払いで支払います。ただし、クレジットカードとの連携でオートチャージすることも可能です。電車やバスなどの交通機関の支払いに使えるほか、自動販売機や特定の店舗でも利用できます。また、JREポイントとSuicaを連携させると。交通機関の利用でも還元されます。カードタイプのSuicaでの還元率は0.5%ですが、モバイルSuicaの場合2%になるためお得です。

nanaco──クレカからチャージするとお得

流通系のnanaoはセブン-イレブンやイトーヨーカドーなどのセブン&アイグループの店舗で使えるプリペイド型の電子マネーです。基本還元率は0.5%ですが、セブンカードプラスでチャージすると0.5%プラスとなるので二重取りできます。また、毎月8・18・28日にイトーヨーカドーの支払いをnanacoで行うと5%オフになるのもメリットです。

WAON──5や10がつく日がお得

流通系のWAONは、イオン系の店舗で利用できるプリペイド型の電子マネー。nanacoと同様に基本還元率は0.5%ですが、毎月5・15・25日のお客様わくわくデーで使うと2倍の1%に。さらに毎月10日の「ありが10デー」では還元率が5倍になります。

iD──前払い、後払い、即時払いが選べる

iDはクレジットカードによる決済を、電子マネーのようにスマホで行えるようにするNTTドコモの決済サービス。クレジットカードと紐付けて、月々のカード利用額に合算して引き落とされます。また支払い方法は、後払い以外にも、前払いや即時払いも選択できます。ただし、iDは独自のポイント制度がないため、ひも付けたクレカのポイントを狙う形となります。

電子マネーは利用内容に応じて、何枚持っていても会費も無料なので便利です。ぜひ自分にあった電子マネーを見つけて活用してみてください。

文・酒井富士子(経済ジャーナリスト)
編集・濱田 優(dメニューマネー編集長)

【関連記事】
「スカイラインGT-R」が高騰し続ける4つの理由
初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
株主優待をタダ取りする裏ワザとは?(外部サイト)