節約術

本がたくさん安く読める!「メルカリ」活用3つのテクニック「本好きなら知っておきたい」

2021/08/28 10:30

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本好きの悩みは、毎日、毎月出る新刊が多くお金がかかること、そしてたくさん買うと本棚がいっぱいになるくことです。そこで活用したいのがメルカリです。 「電子書籍を買えばいいじゃないか」という指摘もあるでしょうが、電子書籍は二次流通市場がまだ整っておらず売れませんし、売らないまでも貸すことも難しい。お金より入手や管理の容易さ

本好きの悩みは、毎日、毎月出る新刊が多くお金がかかること、そしてたくさん買うと本棚がいっぱいになるくことです。そこで活用したいのがメルカリです。

「電子書籍を買えばいいじゃないか」という指摘もあるでしょうが、電子書籍は二次流通市場がまだ整っておらず売れませんし、売らないまでも貸すことも難しい。お金より入手や管理の容易さ(あとは検索しやすさ)を重視する人はともかく、多くの本好きからすると、まだ比較しづらいのではないでしょうか。

最近では、買い物をする時にメルカリで出品することまで考え、厚さや重さを見て買うという人も多いようですが、本好きのためのメルカリ活用テクニックを整理してみました。

1 新刊で早く買ってメルカリで出す

新刊本は1000円以上するため、「古くなったらブックオフで……」という人もいるでしょうが、それは間違いです。むしろ新刊で買ったほうが安く上がることがあります。

多くのビジネス書は1500円程度で、表紙はハードカバー(上製)ではなくソフトカバー(並製)。200ページ前後ですが厚さが3センチを超えることはあまりありません。

1500円の新刊、特に複数メルカリに出品されているようなビジネス書なら、たいてい1300円か1200円くらいの値段がつきます。

たとえば1500円で購入して1200円で売ったとすると、手数料が120円、メルカリ便で送れば175円かかります。売却価格の1200円から295円を差し引いた905円が手元に残ります。書店で購入した1500円との差額を計算すると585円。

つまり新刊が585円で読めるということです。

手元に残しておきたい、また読みたい本であれば出品せずに本棚に収めればいいですし、一度売ってまた必要になったらメルカリで買えばいいのです。

2 古書はハードカバーより文庫を選ぶ

これはもう端的に厚さの問題です。

ご存じのとおり小説などは新刊時ハードカバーです。発刊から数年たって文庫も出ている場合など、古書店に同じ本でハードカバーと文庫版の両方が同じくらいの値段で売られていることがあります。

そういう時、ついつい見た目もよく、大きくて読みやすいハードカバーのほうがよさそうですが、選ぶべきは文庫です。

メルカリは厚さが3センチを超えるとメルカリ便(ネコポス。ゆうパケットも同様)で送れません。宅急便コンパクトになると、送料がいきなり倍以上の380円になってしまいます。

厚さが3センチ以上あっても軽くて縦横サイズが小さいものであれば、厚さを問わない定形外郵便(3辺合計90センチ以内)という送り方もあります。

ただしこの場合、匿名でやりとりできません。またハードカバーの本だと重さが400〜500グラム程度はあるでしょうから、すると送料が510円もかかってしまいます。

注意点は、文庫でも分厚いものがあるということでしょう。

3 文庫や新書をまとめて出品する

メルカリで最低出品額の300円で売ると、手数料の30円と送料の175円が差し引かれ、95円しか手元に残りません。そこで数冊一緒に出品して、送料を節約します。

送料を節約するとは、1冊300円で売るのではなく、2冊で600円で出すということです。上下巻や同じ作家の本であればまとめて売れるでしょう。

たとえば1冊300円で2件出すと利益は190円。2冊600円で1件出すと利益は365円になります。単純に送料が1回分お得になるからです。この場合だと、多少の値引きもできそうです。

さらに、1冊300円では買ってもらえない本でも、2-3冊まとめて出すことで300円で売れる場合があります。これはもう古書店などではあまり値がつかないような、古い本やたくさん流通している本が対象になるでしょう。「売れないけど捨てるのはしのびない」という場合につかえる手です。

ブックオフなどで110円で購入した本でも数冊まとめて出品すれば、さらに安く買えたことになります。

本好きが陥るジレンマ

メルカリを活用することで、たくさんの本が安く読めたり、狭い本棚に無理やり収めなくて済んだりするのはとてもありがたいことです。

しかし一方で、自分がメルカリで売って出た利益は作家や書店には還元されない……。この点は本好きが陥るジレンマといえるのではないでしょうか。

その分、新刊でたくさん買うなどして、作家や書店を支えるという意識ももち続けたいと思います。

文・瑞澤 圭(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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