すいかやトマト、い草、たばこなど幅広い農産物の生産量が全国1位の熊本県。世界最大級のカルデラを持つ阿蘇山は全国的にも人気の観光地で、その周辺は「阿蘇くじゅう国立公園」として1934（昭和9）年に国立公園に指定された。

県内に本社を置く企業のうち、東証1部に上場しているのは次の2社だ。

（表=東証・日経の情報から編集部作成）

新本社ビル建設中の九州FG

熊本市に本社を置く九州フィナンシャルグループ <7180> は、肥後銀行と鹿児島銀行という地域トップシェア同士の地銀が経営統合し、2015年10月に誕生。現在は両銀行を中核に、全18社で構成される総合金融グループとして、クレジットカード事業やローン保証事業、金融商品取引事業など幅広く展開している。

2016年4月に発生した熊本地震で被災し、防災性の強化などを目的に2019年4月から、新本社ビルの建設を開始した。

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同じく熊本市に本社を構える平田機工 <6258> は、自動車組み立て設備の製造販売や産業用ロボットを製造するメーカーで、アメリカやメキシコ、タイ、マレーシアなど国内外に多くのグループ会社を持つ。

熊本市で創業後、1981年に東京都へ本社を移転したが、2016年6月に再び熊本市へ本社を移転している。

このほかの県内企業では、生花卸売やブライダル装花事業を手掛けるビューディ花壇 <3041> や、荒尾市にある遊園地・グリーンランドを運営するグリーンランドリゾート <9656> が熊本市に本社を置き、いずれも東証二部に上場している。

文/編集・dメニューマネー編集部

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