銀行口座は「給与振込口座しか持っていない」という人もいるかもしれませんが、口座は複数作って使い分けることで、お金を上手にためられます。
まずは休眠口座がないか確認を
いくつ口座を持つべきかを考える前に、普段利用していない口座がないか確認しましょう。 使っていない口座をずっと放置していると、その口座のお金が公益活動に使われるかもしれないからです。
実は2018年1月に施行された休眠預金等活用法にもとづくもので、2009年1月1日以降、10年以上出し入れがない普通預貯金や定期預貯金は、休眠口座として所定の機関に移管され、民間公益活動に活用されることになります。
払い戻しの手続きに時間がかかったり、休眠口座の管理手数料がかかったりすることもあるので、利用していないなら出金して解約しておきましょう。
基本的には3つの口座を使い分けよう
上手にお金を貯めるには、基本的に3つの口座を利用するのがよいでしょう。
口座1 普段使う口座
給与が振り込まれる口座です。家賃や公共料金など毎月の引き落としや、クレジットカードの支払い、〇〇Payなどの決済アプリへのチャージなどもこの口座で管理します。
生活費を引き出すこともあるでしょうから、勤務先や自宅の近くにATMがある銀行がよいでしょう。時間外や週末を利用することが多い人は「残高〇〇万円以上は月〇回まで無料」などの優遇があるかなども確認しておくといいです。
口座2 いざという時のお金を置いておく口座
働けなくなったり仕事を辞めたりした場合の生活費や、急な出費に備えてお金をおいておく口座です。慌てないで済むように、給与の3カ月~6カ月分程度は準備しておきたいところです。
普段使う「口座1」にまとまったお金が貯まったまま、という人は、この「口座2」に移しておきましょう。
使わずに置いておくことが前提なので、金利が少しでも高い銀行の口座を利用するのも手です。
口座3 増やすための口座
最後が「増やすための口座」で、銀行ではなく証券会社の口座も含みます。将来のライフイベントや老後資金対策で、つみたてNISAやiDeCoで投資信託に積み立て投資する方法などが考えられます。
ご存じのとおり、銀行の金利は定期預金であっても低金利です。銀行口座に入れておくだけでは増やすのは難しいでしょう。
ただつみたてNISAやiDeCoの口座は銀行でも開設できます。普段使っている口座1の銀行を利用するのも手です。
3つの口座を上手に活用しよう
「使う口座」に給与が振り込まれたら、まずは先取り貯蓄として、自動的に振り分ける仕組みを作っておきましょう。そうすると、「使う口座」に残ったお金で1カ月やりくりすればOKなので、ストレスなくお金を貯められます。
3つの口座を上手に利用して上手にお金を貯めていきましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2021年9月7日公開記事)