謎が多い宇宙について研究し、ロケットや人工衛星の開発を進めているのが「JAXA」です。「ジャクサ」と読みますが、このアルファベットはいったい何の略なのでしょうか。

宇宙関連の3団体が統合した文科省所管の機関

「JAXA」とは、“Japan Aerospace Exploration Agency”の略称で、正式名称は「宇宙航空研究開発機構」です。

大型ロケットや人工衛星、宇宙ステーションなどの開発を行ってきた宇宙開発事業団(NASDA)、宇宙や惑星の研究を中心に行ってきた宇宙科学研究所(ISAS)、そして航空宇宙技術の研究開発を行ってきた航空宇宙技術研究所(NAL)が、2003年に統合して誕生しました。

3機構の統合により、基礎研究から開発・利用に至るまで、１つの組織で一貫して行える体制が整えられました。

統合後初めてのロケット打ち上げは失敗したものの、その後は次々に人工衛星の打ち上げを成功させ、低コストで製造できるイプシロンロケットの開発など、多くの実績を残しています。

また、「JAXA」は三井不動産 <8801> やヤマトホールディングス <9064> などと宇宙ビジネスの開発・導入に向けた業務提携を結んでいるほか、トヨタ <7203> とは有人与圧ローバ(月面探査車)の共同開発も進めています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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（2021年9月15日公開記事）