「投資はお金がたまってから」は間違い!コーヒー代やお小遣いを使って始めよう

2021/12/22 11:15

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投資には100万円など大金が必要だと思っていませんか?最近は1万円や1000円、それこそ100円から投資できます。さらに、買い物などでもらったポイントで投資できるサービスもあります。投資は、少額でもいいから早く始めたほうがいい理由があります。 お金がたまるまで待っていたらマイホームは買えない 投資をしている人を対象にし

投資には100万円など大金が必要だと思っていませんか?最近は1万円や1000円、それこそ100円から投資できます。さらに、買い物などでもらったポイントで投資できるサービスもあります。投資は、少額でもいいから早く始めたほうがいい理由があります。

お金がたまるまで待っていたらマイホームは買えない

投資をしている人を対象にしたある調査によると、半数以上の人が「一定額以上のまとまった資金ができてから投資を始めた」と答えています(2018年8月、MUFG資産形成研究所「金融リテラシー1万人調査の概要」)。

それくらい、「投資にはお金が必要」ということが常識になってしまっています。

しかし、今やそれは必ずしも正しいとは言えません。そもそも「いつか貯まったら投資しよう」と考えていては、なかなか投資を始められません。

たとえばマイホームでも、購入資金が貯まるのを待って買う人はほとんどいないでしょう。投資も同じように、「資金が貯まったら」ではなく少額からでも始めることが大切です(ローンを組んで始めることの是非はまた別です)。

少額で始められる投資

少額で投資ができるといっても、どれくらいの値段からできるのでしょうか。それこそ毎日のコーヒー代程度から始められる投資サービスはいろいろあります。

ミニ株──普通は100株で買うところを1株から買える

株式の売買は通常、100株ごとです(単元株)。しかし、一部の証券会社では、100株未満でも買えるサービスがあります。これを「単元未満株」といいます。ミニ株とも呼ばれます。

単元未満株・ミニ株は、ネット証券が多く取り扱っています。SBI証券(S株)、マネックス証券(ワン株)、auカブドットコム証券(プチ株)などです。証券会社によって取引できる時間や手数料が違うので、ウェブサイトなどで確認しましょう。

たとえば人気の任天堂 <7974> の株価は9月14日の終値で54,210円です。100株なら540万円必要ですが、1株なら5.4万円ちょっとで買える計算です。

るいとう──単元未満株を毎月積み立て購入

「るいとう」も単元未満株への投資方法ですが、好きな銘柄を毎月一定額の金額で購入して積み立てていく商品です。「株式累積投資」の略称で「るいとう」です。るいとうは店舗がある大手証券会社がたいてい取り扱っています。

好きな銘柄を買えると書きましたが、上場している銘柄すべてが対象というわけではありません。証券会社が選んだ銘柄の中から自分で選んで、毎月一定額で積み立て投資します。

投資信託──投資のプロに運用してもらう

投資信託は、投資家から集めたお金を運用の専門家が株式や債券などに投資する商品で、ファンドともよばれます。投資のプロが自分にかわって運用してくれるわけです。金融機関にもよりますが100円から買える商品もあります。

ポイント投資──もらったポイントで投資してみては

たとえ少額でも、現金で投資をするのは怖いという人は、ポイント投資をするのも一つの方法です。クレジットカードを利用してもらえるポイントや、「dポイント」など貯まったポイントでの投資なら気軽に始められるのではないでしょうか。

ポイント投資」といっても厳密には、種類があります。あくまでポイント自体が増減するタイプと、もらったポイントを使って実際の投資ができるタイプがあります。前者は擬似投資・運用体験サービスといえます。後者は元手が現金ではなくポイントというだけで、実際の投資に近いといえるでしょう。

早く始めたほうがいいのはなぜ?

なぜ少しでも早く投資を始めたほうがいいのでしょうか。それは、長く運用することで、リスクをとらずにお金を増やせると考えられるからです。

たとえば定年までに2000万円貯めておきたいのに、現時点で貯金が全然ないとしましょう。定年まで5年しかない人と20年ある人を比べたら、どっちがじっくりとお金を増やせるでしょうか。おそらく後者でしょう。5年で2000万貯めるとなると、リスクをとった投資をしないといけません。その間に、リーマンショックのような大暴落が起きたら大変です。

これに対して20年もあれば、じっくり着実に増やせます。たとえ大暴落があっても、取り戻すチャンスもあるはずです。

また、少額でも自分のお金で投資をすることで知識や経験が身に着くというメリットもあります。

まずは無理のない範囲で始めましょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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