全国に2万店舗以上あると言われているラーメン屋。まさに日本の国民食とも呼べる食べ物だ。そんなラーメンをチェーン展開し、上場を果たした企業は少なくない。上場したラーメンチェーンの平均年収はいくらくらいなのだろうか。
ラーメンチェーン店の平均年収ランキング
まずラーメンチェーンを展開する上場企業の平均年収をランキング形式にまとめてみた。牛丼店「すき家」などを展開するゼンショーホールディングスなどもラーメンチェーンを展開しているが、このランキングではラーメン店を主力事業として展開している上場企業を主な対象とした。
上場ラーメンチェーンの平均年収ランキング | |||
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順位 | 上場企業名 | ラーメン店 | 平均年収 |
1位 | 力の源ホールディングス | 博多一風堂t | 5,262,000円 |
2位 | ギフトt | 町田商店t | 5,110,000円 |
3位 | ハチバン | >8番らーめん | 5,005,138円 |
4位 | ハイデイ日高 | 日高屋 | 4,596,000円 |
5位 | 丸千代山岡家 | >山岡家 | 4,357,545円 |
6位 | 幸楽苑ホールディングス | 幸楽苑 | 4,218,000円 |
7位 | ワイエスフード | 九州筑豊ラーメン山小屋 | 2,696,085円 |
1位は「とんこつ」、2位は「家系」という結果に
1位は「力の源ホールディングス」で526万円、2位は「ギフト」で511万円、3位は「ハチバン」で500万円という結果となった。
1位となった力の源ホールディングスは、豚骨ラーメン店として「博多一風堂」をチェーン展開している。1号店を1985年に開店し、2020年12月時点では国内で149店舗、海外で132店舗を有している。
2位のギフトは2018年10月に上場した企業で、横浜家系ラーメン店「町田商店」を展開している。1号店は2008年1月に開店し、すでに日本国内で100店舗以上を展開しているほか、アメリカにも進出している。
3位となったのが「8番らーめん」を展開するハチバンだ。野菜ラーメンを展開しており、店名は1号店が国道8号線沿いにあったことにちなんである。海外展開も積極的で、タイやベトナム、香港にも店舗がある。
上場してないが「二郎」が実は1位?
結果として、豚骨ラーメン店「博多一風堂」を展開する力の源ホールディングスに軍配が上がったが、2位と3位との差はあまり大きくない。
特に家系ラーメン店を展開する2位のギフトはまだ上場間もないこともあり、勢いにのって数年後には1位になっていることもあり得る。
ちなみにラーメンチェーンとしては「ラーメン二郎」も注目を集めているが、東京都港区の三田に本店を置く同社は残念ながら上場していないため、平均年収も公表されていない。
しかし最近の人気ぶりを考えると、このランキングに登場した上場企業をはるかに上回る平均年収かも。
文・岡本一道(経済ジャーナリスト)
編集・dメニューマネー編集部
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(2021年9月16日公開記事)