20年間で3倍?ロレックス「デイトジャスト」が安定投資に向いている理由

2021/12/27 20:15

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「ロレックスの中で最も資産価値が安定しているモデル」として、根強い人気を誇るデイトジャスト。現在も受け継がれている、ロレックスの数少ない初期モデルの一つだ。近年、価格が徐々に上昇しているものの、現在も比較的手頃な価格で入手できるものが多数あり、投資対象としても注目が高まっている。 ロレックス初の自動式日付変更機能搭載

「ロレックスの中で最も資産価値が安定しているモデル」として、根強い人気を誇るデイトジャスト。現在も受け継がれている、ロレックスの数少ない初期モデルの一つだ。近年、価格が徐々に上昇しているものの、現在も比較的手頃な価格で入手できるものが多数あり、投資対象としても注目が高まっている。

ロレックス初の自動式日付変更機能搭載

「デイトジャスト」(Date Just)という名前が示すように、デイトジャストはロレックス初の自動式日付変更機能が付いたドレスウォッチだ。

1945年にロレックス40周年を記念するモデルとして発売された初代ref.4467は、特別使用の5連リングの「ジュビリーブレスレット」を最初に採用したモデルとしても知られている。イエローゴールドを基調に、白の文字盤と黒・赤の日付ウィンドーが映える優雅なデザインが特徴だ。

ロレックスのロングセラーとして時代を超えて愛されている理由の一つは、スタイルやシーン、年齢を問わず毎日でも着用できる万能性の高さにある。特に近年のモデルは優雅さとカジュアルさのバランスが絶妙で、“Not Too Much”(主張しすぎない)なデザインが幅広い層から支持されている。

種類の豊富さも、デイトジャストならではだ。初代から現在までに、スティールとピンクゴールドの組み合わせや総スティール、石のダイヤルやダイアモンドを敷き詰めたベゼルモデルなど、数えきれないほどのバリエーションが存在する。この中には、ケース径を36mmから41mmへとサイズアップし、従来の優雅なデザインに優れた耐磁性・耐衝撃性などスポーティーな要素を加えた、「デイトジャストII」も含まれる。

種類の豊富さゆえに、すべてのモデルを把握するのは困難だとされているが、それを追究するのが真のコレクターの醍醐味でもある。

今から値上がりを期待して投資するならどのモデル?

デイトジャストのもう一つの魅力は、デイトナやGMTマスター、サブマリーナのような劇的な価値の上昇は期待できない反面、相場の変動に影響を受けにくく、安定した価値の上昇を期待できる点だ。

1994~2016年の22 年間に価値が3倍以上に上昇するなど、堅実な投資対象としても不動の人気を誇る。品薄状態が続いている近年は、さらに価格が加速する可能性が高い。

ヴィンテージコレクター間で人気が高いモデルは、1950年代半ばに発売されたref.6305。スティール製の本体にハニカム(蜂の巣)状のテクスチャーと、温かみのある白、または灰色に近い黒の文字盤の組み合わせが絶妙な調和を醸し出す。

日本では極めて入手困難なモデルだが、海外の中古市場は在庫が豊富で3000~2万ドル(約33万~219万円)で売買されている。

一方、1986~2000年初頭に発売されたref.16200は、日本でも50~60万円台で購入できて、今後値上がりが期待できるモデルの一つだ。現行モデルref.126200の最初のバージョンで、ケース径36mmと小ぶりながら、文字盤に刻まれたアラビア数字が個性的な印象を演出する。海外では過去半年間で20%以上値上がりしており、約90万円の値が付いたものもある。

幅広い層を魅了する究極の腕時計

本物の歴史、万能なスタイル、高品質・性能、資産価値という、腕時計に求められる要素をすべて兼ね備えたデイトジャスト。特に時計にこだわりのないカジュアル派から熱狂的なロレックス愛好家まで、幅広い層に愛されているのも納得の逸品だ。

文・アレン琴子(英国在住のフリーライター)
編集・濱田 優(dメニューマネー編集長)

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(2021年9月23日公開記事)