10月は年度後半が始まるということもあってか、商品の価格改定がいろいろと予定されている。特に今年はたばこ税の増税が目立つ。紙巻きたばこが1本当たり約1円増税されるほか、アイコスなど火を使わない加熱式も増税される。税率が低いこともあって以前の増税時に乗り換えた愛煙家の多かった葉巻たばこ「リトルシガー」も紙巻きと同じ水準になってしまうようだ。
大手3社の値上げ幅をチェック
まずたばこ大手3社の値上げ幅を見ていこう。日本たばこ産業(JT)、フィリップモリス ジャパン(PM)、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATJ)の3社とも、紙巻き、葉巻、加熱式すべてのカテゴリーで値上げを予定している。
大手3社の値上げ幅 | |||
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メーカー | 紙巻き | 葉巻き | 加熱式 |
JT | 10〜40円 | 70〜130円 | 30円 |
PM | 30〜40円 | 100円 | 10〜30円 |
BATJ | 20〜50円 | 100円 | 20〜40円 |
JT──プルーム30円値上げ、葉巻き「ゴールデンバット・シガー」は370円が500円に
たばこ大手の日本たばこ産業(JT)は紙巻きたばこを1箱10円から40円、葉巻たばこを70円から130円、加熱式を30円引き上げる。これにより、たとえば紙巻の「メビウス」「ピアニッシモ」は540円から570円に、「セブンスター」「ピース」は560円から600円になる。
同社の加熱式たばこPloomでは、「メビウス・プルーム・テック専用」などが540円の銘柄は570円に。また550円の銘柄は580円に値上げされる。
JTの主な銘柄の価格 |
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紙巻たばこ |
・メビウス:540円→580円 ・セブンスター、ピース:560円→600円 ・キャメル:450円→460円 |
葉巻たばこ |
・キャメル・シガー・ボックス:400円→500円 ・ゴールデンバット・シガー:370円→500円 ・ピース・リトルシガー:580円→650円 |
加熱式たばこ |
・メビウス:540円→570円 ・ピアニッシモ:540円→570円 |
フィリップモリス──アイコスはマールボロなど主要銘柄が30円、ミックスは10円値上げ
フィリップモリス ジャパンは、紙巻きでは、「マールボロ」を570円から600円(一部560円から590円)に、「ラーク」など500円から540円(一部430円から460円)に値上げ。
同社は加熱式たばこ「IQOS」用スティックも30円値上げ。これにより、「マールボロ・ヒートスティック・レギュラー」は550円から580円に値上げされる。「ヒーツ・ディープ・ブロンズ」などのヒーツブランドは500円から530円になる。また、2021年に新たに発売した加熱式タバコ「IQOS イルマ」用の「TEREA」(テリア)や「MIX」(ミックス)」も値上げされる。
PMの主な銘柄の価格 |
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紙巻たばこ |
・マールボロ:570円→600円 ・ラーク:500円→540円 ・フィリップモリス KSボックス:400円→430円 |
葉巻たばこ |
・フィリップモリス・ロードスター:380円→480円 |
加熱式たばこ |
・マールボロ・ヒートスティック:550→580円 ・テリア:550円→580円 ・ミックス:500円→510円 |
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ──gloの値上げ幅は20円〜40円
そして、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンは紙巻たばこの「ケント」については500円から520円に、「クール」を530円から580円に、「ラッキー・ストライク」を560円から600円に値上げする(いずれも主要銘柄)。
同社の加熱式たばこglo用のスティックについては、「ケント・ネオスティック」が480円から500円に値上げされる(glo hyper用も同じ)。また「ネオ」については520円から560円へ、同じく「ネオ」のglo hyper用は500円から540円に値上げされる。
BATJの主な銘柄の価格 |
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紙巻たばこ |
・ケント:500円→520円 ・クール:530円→580円 ・ラッキー・ストライク:560円→600円 |
葉巻たばこ |
・クール・ループド:400円→500円 ・ラッキー・ストライク・フィルター・シガリロ:400円→500円 |
加熱式たばこ |
・ケント・ネオスティック:480円→500円 ・ネオ:520円→560円 ・クール・エックス・ネオ:480円→520円 |
文/編集・dメニューマネー編集部
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