現在、習慣的に喫煙をしている成人の割合は16.7％（2020年厚生労働省「国民健康・栄養調査」）です。近年は喫煙所の撤去やたばこの値上げなど、喫煙者にとってはシビアな状態が続いていますが、日本で長きにわたってたばこを販売し続けているのが「JT」です。

「JT」とはいったい何の略なのでしょうか。

「JT」は「日本たばこ」の略

「JT」とは、“Japan Tobacco Inc.”の略で、正式名称は日本たばこ産業株式会社です。

その歴史は1898年に政府が、国産葉たばこの販売を独占的に管理する専売局を設置したことにさかのぼります。1949年には日本専売公社として法人化され、日本における唯一のたばこ製造者、販売者となりました。

その後、1984年に「日本たばこ産業株式会社法」が制定され、1985年 4月に日本専売公社の事業と資産がそのまま移管される形で誕生したのが同社です。

現在の「JT」という社名は、1988年にコミュニケーション・ネームとして導入されました。

また、「JT」グループはたばこに関連する事業だけでなく、テーブルマークやケイエス冷凍食品などの冷凍食品メーカーや医薬品メーカーなど数多くの企業を傘下に持っています。

文/編集・dメニューマネー編集部

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（2021年9月30日公開記事）