テレビ番組や街のプロモーション映像の撮影などで、ドローンが活躍する時代がすでに到来している。ただし、プロのドローン撮影に求められる技術はかなり高い。そうした中で活躍しているのが「ドローン操縦士」たちだ。中には年収1億円の人もいるとか。

平均年収は人並み程度だが……

ドローン操縦士という国家資格はないが民間の認定資格があり、ドローン操縦士の養成スクールで学科や実技を学び、その後の試験に挑戦して合格すれば資格を取得できる。技術レベルによって得られる資格は異なり、取りやすい資格もあれば難関な資格もある。

ではドローン操縦士の資格を取得したら、どのような職種で働くことができ、年収はどのくらいになるのだろうか。ドローン専門スクールの検索サイト「ドローンスクールナビ」によれば、職種によって以下のような年収相場であるようだ。

このように表にしてみると、ドローン操縦士の年収は安くもないが高くもない、といったところだろう。では年収1億円を稼ぐドローン操縦士は、どのような働き方をしているのか。

ドローン操縦士で1億円を稼ぐには？

ドローン操縦士が儲かるというイメージが広がったのは、テレビ番組であるドローンパイロットが自分の年収を1億円だと明かしたことがきっかけだ。

その人物はドローン業界のトップに君臨すると言われている人で、CMやテレビ番組の撮影で撮影難易度が極めて高いケースでも、熟練の技で乗り越える。このような人物のように、ドローン操縦士の頂点に立つことができれば、年収1億円に届くというわけだ。

つまり当然ではあるが、ドローン操縦士になれば誰でも1億円を稼げるというわけではない。ただし、最近はドローンの需要が増え続けていることから、技術をしっかり高めていけば、フリーランスとして年収1,000万円に到達することも不可能では決してない。

まだ決して多くないドローン操縦士

ドローンという存在はすでに世間で知られているが、ドローン操縦士はまだ決して多いわけではない。そのため、いまから資格試験に挑戦しても決して遅くない。

企業に就職してサラリーマン操縦士になるのも1つの選択肢だが、フリーランスになって年収1億円を目指したっていい。もしあなたが新たな分野で働くことを模索しているなら、ドローンの業界に飛び込むのもありかも？

文・岡本一道（経済ジャーナリスト）
編集・dメニューマネー編集部

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（2021年10月7日公開記事）