辞めたいけど言えない「退職代行」に頼むといくらかかる?【上司ガチャ】

2021/12/26 19:30

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新入社員にとっての最初の恐怖は、「上司ガチャ」に失敗することだ。パワハラ上司の下で働くことになったら、精神的にかなりきつい。最終的に退職を切り出したくても、恐怖でなかなか言い出せないかも。そんなときには便利なのが「退職代行」。料金はどのくらい? 料金相場は25,000〜55,000円程度? 早速、退職代行サービスの料金

新入社員にとっての最初の恐怖は、「上司ガチャ」に失敗することだ。パワハラ上司の下で働くことになったら、精神的にかなりきつい。最終的に退職を切り出したくても、恐怖でなかなか言い出せないかも。そんなときには便利なのが「退職代行」。料金はどのくらい?

料金相場は25,000〜55,000円程度?

早速、退職代行サービスの料金を比較してみよう。

退職代行サービスの比較
企業・サービス料金
EXIT正社員・契約社員の場合:50,000円
アルバイト・パートの場合:30,000円
辞めるんです 27,000円
Jobs 27,000円
退職代行相談所 55,000円
SARABA 25,000円
退職代行センター 30,000円

料金を比較すると、サービスを提供する企業によってかなりバラツキがあることが分かる。比較した6社においては、料金が最も安いケースが「SARABA」で25,000円、最も高いケースが「退職代行相談所」で55,000円だった。

退職代行サービスの比較ポイント

実際に利用する退職代行サービスを選ぶ場合、しっかりと確認をしておきたいポイントがある。それが、弁護士などがしっかりとサービスに関わっているかどうかだ。弁護士以外が企業と交渉を行うと、弁護士法違反に問われる可能性があるからだ。

また、追加料金が発生するか、結果として退職できなかった場合の返金保証はあるか、相談回数に制限があるか、なども確認しておきたい。もちろん、料金が安い業者でもサービスが充実しているケースもあるが、料金だけで選ぶとあとで後悔しかねない。

若者の7人に1人程度が利用経験あり

では、実際に退職代行サービスを利用している人は、どのくらいの割合でいるのだろうか。こうしたことを調べた調査がある。就職情報サービスを展開するマイナビが転職者を対象に実施した調査だ。

2020年版の調査では退職代行サービスの利用経験者は5.0%だったが、2021年版の調査では利用経験者は8.7%まで増えている。「利用経験・利用意向あり」と回答した人も、25.7%から29.3%へと増加している。

ちなみに性別や年齢では、男性の20〜30代が最も利用経験者が多くなっている。2021年版の調査においては、20代で14.7%、30代で13.9%という結果が出ている。若い世代のおよそ7人に1人くらいの割合で、退職代行サービスを利用していることになる。

精神的に病んでしまう前に……

上司と良い関係が築けていない場合、退職を伝えるときのストレスは相当なものになる。精神的に病んでしまう前に、退職代行サービスの利用を検討するのも1つの選択肢だ。そんなときの参考材料になれば幸いだ。

文・岡本一道(経済ジャーナリスト)
編集・dメニューマネー編集部

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