「謝罪代行」というサービスが存在する。何か過ちを犯したときは本人が頭を下げるのが筋だが、誠意を込めて謝罪をしても許してもらえない場合や、悪質なクレーマーに頭を下げざるを得ないときは、こうしたサービスを利用したくなる。いくら位で依頼できる?
「対面」は20,000円以上、「電話」は10,000円以上が相場
インターネットで「謝罪 代行」と検索すると、謝罪代行サービスを展開している企業の公式サイトがずらりと並ぶ。つまり、こうしたサービスが一般に普及しているとは言えないまでも、謝罪代行を利用しようと思えば、いますぐにでも可能なわけだ。
実際に謝罪代行サービスの費用を比較していこう。
謝罪代行サービスの料金比較 | |
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企業・サービス | 料金 |
謝罪屋 | 訪問:20,000円〜 |
電話:10,000円〜 | |
アイガプロ | 訪問:25,000円〜 |
電話:10,000円〜 | |
ダイコーの庭/th> | 訪問:20,000円〜 |
電話:10,000円〜 | |
ニコイチ | 訪問:100,000円〜 |
電話:10,000円〜 |
4社の謝罪代行サービスの料金を調べたら、訪問して謝罪する場合の料金は最低でも20,000円、電話で謝罪する場合の料金は最低でも10,000円、というのが相場だ。
謝罪相手によっては、料金は高額に?
こうした料金を高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれだが、ケースによっては追加料金がかかることも知っておきたい。具体的には、地方に出張して謝罪する必要があるケースなどだ。この場合、宿泊料金や交通費、追加の拘束時間フィーなどがかかる。
謝罪の相手ごとに料金設定をしているケースもある。例えば「ダイコーの庭」の場合は、両親に対する謝罪は「20,000円〜」と設定されているが、会社の上司に対する謝罪は「25,000円〜」となっている。
「便利屋」を利用するという裏技もあるが…
ちなみに謝罪代行サービスに関しては、費用を大幅に抑える「裏技」的な方法もあるようだ。それが「便利屋」や「何でも屋」を利用するという方法だ。
便利屋や何でも屋といったサービスの場合、料金は拘束時間をベースに計算される。便利屋サービスを展開している企業によっては、基本料金が1時間3,000円程度、出張費が1回3,000円程度、というケースもある。
こうした料金設定の場合、謝罪代行サービスを利用するよりはるかに安上がりだ。ただし、便利屋サービスの場合、謝罪の「熟練度」にはあまり期待しない方がいいかもしれない。
そう考えると、本当にあなたが謝罪代行を必要としている場合は、多少料金が高くても謝罪代行サービスを利用した方が無難かも?
文・岡本一道(経済ジャーナリスト)
編集・dメニューマネー編集部
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