資産のうちどのくらいを投資に回しているかは気になるところです。都道府県別の投資割合ランキングでは、投資している割合が最も高いのは東京都でした。逆に投資している割合が最も低いのは、どの都道府県でしょうか?
有価証券の都道府県ランキング
資産全体のうち、有価証券の割合が高いor低い都道府県のトップ5を紹介します。
有価証券割合の高い自治体トップ5 | ||
---|---|---|
順位 | 自治体名 | 割合 |
1位 | 東京都 | 21.9% |
2位 | 神奈川県 | 16.9% |
3位 | 愛知県 | 16.4% |
4位 | 千葉県 | 15.7% |
5位 | 兵庫県 | 15.4% |
有価証券割合の低い5自治体 | ||
---|---|---|
順位 | 自治体名 | 割合 |
47位 | 鹿児島県 | 5.4% |
46位 | 岩手県 | 5.6% |
45位 | 北海道 | 6.2% |
44位 | 青森県 | 6.6% |
43位 | 福島県 | 7.0% |
鹿児島県は投資が嫌い、生保が好き
有価証券割合が一番低いのは、鹿児島県でした。鹿児島県の1世帯あたりの貯蓄現在高は948万円なので、投資に回している金額は51万円と推測されます。
一方、資産全体のうち生命保険の割合は29.8%と高く、全都道府県で1位という結果でした。鹿児島県では、投資より生命保険で将来に備えたいと考える人が多いようです。
有価証券割合が高い東京都や神奈川県は、逆に生命保険の割合が低い傾向があります。生命保険割合では、東京都が47位、神奈川県が46位で、完全に有価証券割合と逆転しています。
資産形成に投資は必須なのか?
1世帯あたりの貯蓄現在高は、鹿児島県が948万円(45位)、東京都が1,967万円(1位)、神奈川県が1,904万円(2位)でした。この結果だけ見ると、投資が資産形成にプラスの影響を与えているとも考えられます。
一方、貯蓄現在高1,856万円(3位)の福井県は、有価証券割合が特に高いわけではありません。有価証券割合も生命保険割合も、真ん中ぐらいの順位です。
資産形成で何を重視するかは人それぞれですが、周りの貯蓄額や投資割合にも気を配り、悔いのない選択をしましょう。
なお、今回のランキングは2021年に公表されていますが、2014年のデータを元に作成されています。
文・木崎 涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部
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(2021年10月9日公開記事)