主にビジネスの現場では、いろんな略語、英語なのか和製英語なのか判然としないカタカナ語がよく使われます。「聞いたことはあって自分も使っているけど、あらためて聞かれると意味が正確に説明できない」という言葉のあるのではないでしょうか？次の4つのビジネス用語（略語）の意味を説明できますか？
問題1 「クライアントのアポとバッティングするので1on1はリスケして」の「リスケ」
スケジュール管理をしていると、どうしても予定を組みなおさなければならないケースが出てきます。その際によく用いられるのが「リスケ」という言葉です。何気なく使っている言葉でも、「リスケ」がどんな意味なのか正確に説明できますか？
（正解はページ下部）
問題2 「ぜひ御社と当社でコラボしましょう！」の「コラボ」
新商品の発売時やキャンペーンの開催時などに最近よく聞くのが「コラボ」という言葉です。「コラボレーション」の略ということは広く知られていますが、「コラボ」がどんな意味か正確に説明できますか？
（正解はページ下部）
問題3 「地域のインフラを整備しないと生活利便性が向上しないね」の「インフラ」
災害発生時にニュースなどでよく見聞きする「生活インフラ」という言葉。ほかにも「情報インフラ」や「交通インフラ」「観光インフラ」など、「インフラ」と名の付く言葉は多く存在しています。「インフラ」がどんな意味か正確に説明できますか？
（正解はページ下部）
問題4 「セクハラ発言の容認はコンプラ的に大きな問題」の「コンプラ」
経営者やビジネスパーソンだけでなく、テレビに出演するタレントや芸能人までクチにする「コンプラ」。「コンプライアンス」の略ですが、最近ではこの言葉を耳にしない日はないほど重要な、考え方であり姿勢です。日本語では「法令遵守」と説明される「コンプライアンス」ですが、どんな意味か正確に説明できますか？
（正解はページ下部）
解答1 「リスケ」は「日程の再調整」
「リスケ」とは、「予定を再調整する」「予定を組みなおす」という意味です。
英語では“reschedule”(リスケジュール)と言います。ビジネスの場面などを中心に、これを略して「リスケ」と言うようになり、今ではビジネスに限らず、プライベートの予定の調整などでもよく使われています。
解答2 「コラボ」は「協力・協同」
「コラボ」とは、「協力」「協同」という意味です。
異なる企業やジャンルの人・団体が協力して商品を開発したり、アイデアを出し合ったりすることを指します。英語の“collaboration“が由来ですが、元々は共同、共同開発、共同作業、合作などの意味もあります。最近は、企業同士だけでなく、個人同士などでも広く「コラボ」という言葉が使われるようになりました。
解答3 「インフラ」は「基盤」
「インフラ」とは、「インフラストラクチャー」の略で、「基盤」という意味です。
英語の“infrastructure”が由来のカタカナ用語で、人々が生活する上で欠かせない水道や通信網、道路をはじめ、学校や病院などの公共の施設を含めたものを指します。
解答4 「コンプラ」は「法令や、その他様々な社会のルールや要請に従うこと」
「コンプライアンス」とは、法律をはじめ社会的なルール、会社内でのルールなど幅広い規則を守るという意味です。「法令遵守」と訳されるため、「法律を守ること」と思われがちですが、決してそれにとどまりません。法律に限らず様々な社会のルールや要請に従うことも含まれます。
英語の“compliance”は、「（要求・命令などに）従う」という意味です。これは「守る、応える」という意味の“comply”から派生したもので、法律やルールを守るだけでなく、「人々の要望に応える」という意味も含まれています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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