退職・老後が近い

「レンタルおじさん」の時給はいくら?どんな人が登録されている?

2021/12/31 19:30

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一時期、ネットやテレビで注目された「レンタルおじさん」。こうしたサービスを耳にしたことはあるものの、実際に利用したことがある人はごく少数ではないだろうか。どんな「おじさん」が登録されているのだろうか。また彼らの時給はいくらくらいなのか。 いくら稼げる? 時給は1,000円を割るケースが多い レンタルおじさんは、(主に)

一時期、ネットやテレビで注目された「レンタルおじさん」。こうしたサービスを耳にしたことはあるものの、実際に利用したことがある人はごく少数ではないだろうか。どんな「おじさん」が登録されているのだろうか。また彼らの時給はいくらくらいなのか。

いくら稼げる? 時給は1,000円を割るケースが多い

レンタルおじさんは、(主に)中年の男性を一定時間レンタルできるサービスだ。レンタルできるおじさんを検索できるサービスはすでに複数あり、個人スキルのシェアサービス「ココナラ」などで自らを出品しているおじさんもいる。

まず気になるのが料金相場だが、安ければ1時間1,000円程度でおじさんをレンタルすることができる。待ち合わせ場所までの往復交通費も負担しなければならないケースがほとんどだが、おじさんによっては交通費が無料のエリアが設定されているケースもある。

レンタルおじさんとして稼ぐ人は、登録サイト側に月額利用料や手数料を支払う必要があり、月5,000円ほど支払えば利用が可能なサイトや、登録料金はかからないが料金の20%程度を手数料として支払う必要があるサイトがある。

つまりレンタル料金が1時間1,000円でも、イコール時給1,000 円とはならない。例えば手数料が20%かかるサイトの場合、時給は800円となる。この時給で月10回2時間ずつ利用してもらうと、月収は16,000円となる。かなり安めの副業といった感じだ。

どんなおじさんが登録されている?

実際にどのようなおじさんが登録されているのか、特に多い3種類のおじさんを紹介していこう。

タイプ1 「お話を聞きます!」系おじさん

最も多いのが、「優しくお話を聞きます」「親身に寄り添います」といったキャッチコピーのおじさんだ。友人や知人に言えないような悩みがある人は、こうしたおじさんをレンタルすれば、悩みを全て吐き出して少し楽になれるかもしれない。

タイプ2 「ボディーガードできます!」系おじさん

気軽にレンタルできるボディーガードとして、自身を売り出しているおじさんも一定数いる。元刑事の人や体力に自信がある人、顔が怖い人などが登録されているケースが多い。ストーカー対策などで活用する価値がありそうだ。

タイプ3 「専門知識あります!」系おじさん

投資や保険の専門知識を持ったおじさんもいる。老後に備えてこれから資産運用を始めようという人や、営業トーク抜きにさまざまな保険について説明してほしい人にとっては、ぴったりだ。ピアノやギターを弾けるおじさんもおり、先生になってもらうのもありかも。

レンタルの際には注意点も

レンタルおじさんは、利用の仕方によってはとても便利なサービスだ。ただし、こうした個人をレンタルするサービスの場合、注意も必要だ。レンタルした相手とトラブルになるケースもあるからだ。

そのためレンタルおじさんを利用する際には、信頼できる事業者のサービスを利用することや、心配であれば人が多くいる場所で会う、といった視点も求められる。レンタルおじさんを利用する場合は、こうした視点は最低限必ず持つようにしよう。

文・岡本一道(経済ジャーナリスト)
編集・dメニューマネー編集部
画像・milatas / stock.adobe.com(画像はイメージです)

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