ゆうちょ銀行の一部手数料が2022年1月17日に変更され、ATMを利用する人に関わるものが多くなっている。損をしないためにも、今のうちに内容を確認しておこう。
コンビニや駅のATM手数料がアップ
駅やショッピングセンター、ファミリーマートなどにあるATMの手数料が変更される。これまでは無料で利用できたが、変更後は平日8:45~18:00と土曜日9:00~14:00を除く時間帯に利用する場合は、110円がかかる。
ローソン銀行ATMやイーネットATMの手数料も変更される。ローソンでは手数料が110円増額し、イーネットではこれまで無料で利用できた平日8:45~18:00と土曜日9:00~14:00の手数料が220円に、それ以外の時間帯も110円増額する。
なお、コンビニ大手3社の一つであるセブン銀行ATMは、2023年4月に手数料を変更する予定だ。
郵便局・ゆうちょ銀行のATMはこれまで通り無料で利用できるため、近くにあればそちらを優先して利用するのが良いだろう。
現金での払込みに110円の追加手数料
これまでは、通帳やキャッシュカード、現金のどの方法で払い込んでも手数料に差はなかった。しかし変更後は、通常払込みとペイジーサービス、電信払込みの利用時に現金で支払うと、通常手数料に110円が加算される。
通帳やキャッシュカードを利用して口座から支払う場合、料金は変更しないため、現金以外の支払い方法を選べば損をしないだろう。
小銭の預け入れ・払戻しの手数料が新設
小銭を預け入れ・払戻しする際に手数料がかかるようになる。
硬貨の枚数や、ATMと窓口のどちらを利用するかで手数料が異なり、窓口では50枚までなら手数料無料だが、51~100枚で550円、101~500枚で825円、501〜1000枚で1,100円がかかる。
ATMでの払戻しは一律110円だが、預け入れは5枚まで110円、26~50枚で220円、51~100枚で330円だ。ATMではこれまで、土日関係なく硬貨の取り扱いをしていたが、変更後は取扱時間も平日7:00〜18:00に限定される。
もし小銭貯金などで大量の小銭が自宅にあるなら、早めに預け入れするほうが良いかもしれない。
変更事項 | 内容 |
---|---|
店外ATMの手数料 | 駅やショッピングセンター、ファミリーマートでは、平日8:45~18:00と土曜日9:00~14:00以外は手数料110円がかかる |
現金での払込み | 通常払込みとペイジー利用、電信払込みに現金を使うと、110円の追加手数料がかかる |
小銭の入出金 | ATMでは110〜330円、窓口では50枚までは無料だが51枚以降は550円以上の手数料がかかる |
2022年1月というとまだ先のように感じるかもしれないが、バタつきがちな年末年始などもあり時間がたっぷりあるわけではない。気づかぬうちに手数料を支払ってしまわないよう、今のうちから利用方法を見直しておくほうが良さそうだ。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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