ルイ・ヴィトンやグッチ、ディオールにプラダ……。百貨店の1階には、高級ブランドの店舗がずらりと並ぶ。こうした店舗で働く販売員たちは身だしなみがビシッとしており、ラグジュアリーな印象を受けるが、実際の月給はどのくらいなのか。
ルイ・ヴィトンやグッチは20万円から
以下が各高級ブランドの求人情報から得られた月給の情報だ。販売などを担当する正社員の求人に絞って調べてみた。
ブランド名 | 月給 |
---|---|
ルイ・ヴィトン | 20万〜35万円 |
グッチ | 20万円〜 |
プラダ | 29万円〜 |
モンブラン | 25万円〜 |
セルジオロッシ | 24万円〜 |
バーバリー | 24万円〜 |
ヒューゴボス | 21万円〜 |
ディオール | 26万円〜 |
紹介した高級ブランドの中では、プラダが月給29万円からと最も高い。ルイ・ヴィトンやグッチは月給20万円からとなっており、低めの部類に入る。いずれにしても、どのブランドで働いても、入社後しばらくは月給が20万円台という感じだ。
着ている高級ブランドスーツは貸与や支給
結論が出た。高級ブランドの販売員は、決して収入が高いというわけではない。販売員の中には高級なブランドスーツに身を包んだ人もいるが、こうした場合は制服として会社からスーツが支給もしくは貸与されているケースがほとんどのようだ。
ちなみに高級ブランドの販売員の求人では、英語や中国語などを話せると給与が優遇されるケースが多い。現在はコロナ禍で外国人客は決して多くはないと思うが、インバウンド客が再び戻ってくると、こうした人材は大いに活躍するシーンがある。
販売員に求められる知識やスキルは?
高級ブランドで店員として働く際には、習得しなければいけないスキルが多い。そのブランドで販売されているさまざまな商品の知識を持っておくことはもちろん、来店客に対してのコーディネートのアドバイスや着こなし方のコンサルティングもできなければならない。
そしてもちろん、身だしなみや話し方といった販売員としての作法をしっかりと覚え、実践しなければならない。勤めている期間が長くなりマネージャー職に昇格すれば、こうしたことを全て後輩に伝えて習得させなければならない。決して簡単な仕事ではないわけだ。
年収が1,000万円を超えるケースも
高級ブランドの販売員の給与に焦点を当てて説明してきたが、一般スタッフからマネージャー、副店長、店長、エリアマネージャーと昇格していけば、給与はおのずと高くなっていく。
管理能力が高い人材の場合、年収が1,000万円を超えるケースもあるようだ。
文・岡本一道(経済ジャーナリスト)
編集・dメニューマネー編集部
画像・Paylessimages / stock.adobe.com(画像はイメージです)
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(2021年10月16日公開記事)