世の中には夫婦で一緒に働ける仕事が結構ある。その定番が「カフェなど飲食店の経営」と言えるのではないだろうか。ただそれ以外にもさまざまある。そうした仕事がどのくらい稼げるのかも含め、紹介していこう。

夫婦で「雇われ」として働く仕事

夫婦でできる仕事を探す場合、どこかの企業に雇われながら働くケースと、夫婦で一念発起して起業するケースの、両方のパターンがあり得る。まず企業に雇われながら働くケースから、どんな仕事があるか紹介する。

仕事1 寮の管理人：夫婦で月給30万〜50万円程度

求人サイトで「夫婦 求人」と検索すると、最も多くヒットするのが寮の管理人だ。学生寮や社員寮に住み込みながら、調理や管理の仕事をこなしていく仕事で、夫婦合算で月給30万円〜50万円程度の求人が目立つ。

仕事2 農家の手伝い：夫婦で月給30万〜60万円程度

農業関連の求人も「夫婦OK」と記載があるケースが結構多い。月給の相場は夫婦合算で30万〜60万円程度で、肉体労働などが多い仕事では、寮の管理人の仕事よりも報酬が高めである場合が多いようだ。

仕事3 工場の期間工：夫婦で月給40万〜70万円程度

製造業の工場で働く求人にも、夫婦やカップルで働ける寮完備の仕事が多い。工場によっては、夫婦が同シフトで働ける場合もある。期間従業員の仕事は、見知らぬ土地へ行って働くケースも多い。夫婦一緒であれば寂しさも募りにくい。月給は夫婦合算で40万〜70万円程度の求人が多い。

夫婦で「起業」して働く仕事

続いて、起業する場合に夫婦にぴったりな仕事を紹介しよう。起業すると月給は未知数となるため、あえてここでは触れていかないが、ある程度の成功を果たせれば、夫婦で年収1,000万円は決して高いハードルではない。

仕事4 キッチンカー

キッチンカーの仕事は通常、最低でも2人が必要だ。1人だと、トイレ休憩もうかうか行っていられない。夫婦であればこの問題は解決できる。食材が余っても、自分たちが自宅で食べるために使えば、無駄なコストを省ける。

仕事5 コンビニ経営

コンビニがフランチャイズオーナーを募集する際には、「夫婦で」と条件を付けているケースがある。オーナーが1人の場合、そのオーナーが突然倒れるなどしたら、24時間営業が一気に難しくなるからだ。簡単な仕事ではないが、夫婦の結束も強まるかも。

仕事6 ホテルの支配人・副支配人

最近では、有名なホテルブランドが夫婦でのホテル運営を応援しているケースもある。例えば「スーパーホテル」では、ホテル運営を夫婦に業務委託し、4年間で契約期間の得られる報酬は夫婦合算で4,650万円以上としている。つまり夫婦合算の年収は1,000万円を超える。

夫婦の絆があれば……

夫婦で働ける仕事、いかがだっただろうか。夫婦の絆があれば、つらい仕事も乗り越えられるときも多いはず。

住み込みの仕事であれば、住宅費や食費なども節約できるケースも多い。今もしあなたたち夫婦がそれぞれ仕事を探しているなら、この記事で紹介したような仕事もぜひ候補に入れてみては？

文・岡本一道（経済ジャーナリスト）
編集・dメニューマネー編集部

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（2021年10月22日公開記事）