ニュース番組などで日経平均株価とともに報じられるのが、「TOPIX(トピックス)」です。
日経平均株価は株価の平均値とそのまま読み取れますが、「TOPIX」とは何を指しているのでしょうか。
そして、「TOPIX」がいったい何の略なのも説明できますか?
日本経済の動きを読み取れる重要な指数
「TOPIX」とは、“Tokyo Stock Price Index”の略で、「東証株価指数」を指します。
東証一部に上場するすべての銘柄を対象にして算出した株価指数で、基準日である1968年1月4日の時価総額を100とした指数です。単位は「ポイント」を使います。
「TOPIX」とともによく耳にする「日経平均株価」は、東証一部に上場する銘柄のうち、代表的な225種類をもとに計算された株価指数で、「TOPIX」と違い株価を表すため「円」が単位です。
つまり、「TOPIX」は日経平均株価に比べてより広い範囲の銘柄をカバーしており、 それぞれ株価と指数を表すため使われる単位も違っています。
「TOPIX」がスタートした1968年からの推移を見ると、日本の経済がどのように発展してきたのかが読み取れます。
たとえば、バブル経済を迎えた1989年末は2884.80ポイントを記録しましたが、バブル崩壊後は2003年にかけて770.62ポイントまで下落し、2011年の東日本大震災後は695.51ポイントになりました。
文/編集・dメニューマネー編集部
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(2021年10月23日公開記事)