新型コロナウイルスの影響による倒産は10月25日までに2258件あり、業種別では「飲食店」が最多で385件あった。帝国データバンクのまとめでは、2020年1月以降、最も多かったのは9月の181件だが、10月は69件(25日までの判明分)。急に減ったようにも見えるが、同社は「今後も増加し続ける見込み」としている。 東京と
新型コロナウイルスの影響による倒産は10月25日までに2258件あり、業種別では「飲食店」が最多で385件あった。帝国データバンクのまとめでは、2020年1月以降、最も多かったのは9月の181件だが、10月は69件(25日までの判明分)。急に減ったようにも見えるが、同社は「今後も増加し続ける見込み」としている。
東京と大阪で32%を占める
地域別では東京が490件、大阪が233件。続いて神奈川が132件、福岡が114件となっており、東京と大阪だけで32%を占めるという。そのほか、愛知の94件、静岡の84件、北海道の77件などが目立っている。
業種別では、「飲食店」に続いて多いのが「建設・工事業」で233件、「食品卸」118件、「ホテル・旅館」113件となっている。
なお調査対象の倒産には、法的整理または事業停止(銀行取引停止など)で、個人事業者や負債10000万未満の倒産も含んでいる。負債額が1億円未満の小規模倒産が1317件で6割弱で、100億円以上の大型倒産は5件。
同社は「昨年11月に発生した感染第3波と年末年始の需要消失、そして、年明けの緊急事態宣言と再発出・延長の影響で今年3月以降に件数が急増」したと分析している。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・帝国データバンク
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(2021年10月26日公開記事)