池ポチャしたボール回収する「ゴルフボールダイバー」は高収入?

2021/12/29 07:45

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ゴルフボールダイバーは、ゴルファーの打ったボールが池に入ってしまう”池ポチャ”したボールを、水中に潜って回収する職業だ。あまり知られていないものの儲かる仕事として、時々テレビで紹介されることもあるが、一体どれほど稼げるのだろうか。 1日2時間で年収500〜600万円ほど! 収入に関する公式の調査データはないが、ネット上

ゴルフボールダイバーは、ゴルファーの打ったボールが池に入ってしまう”池ポチャ”したボールを、水中に潜って回収する職業だ。あまり知られていないものの儲かる仕事として、時々テレビで紹介されることもあるが、一体どれほど稼げるのだろうか。

1日2時間で年収500〜600万円ほど!

収入に関する公式の調査データはないが、ネット上の情報などから推測すると、年収は500〜600万円の場合が多いようだ。

1日2時間、週2〜3回の労働で500〜600万円稼げる人もいるといい、単純にこの労働時間をもとに時給換算すると、なんと約1万7,000円〜3万1,000円とかなり高くなる。

実はゴルフボールダイバーの仕事は、ボールを回収しただけでは基本的に収入が得られない。収入を得るまでの流れを見ていこう。

回収したボールの販売で収入に

ゴルフボールダイバーは、ゴルフ練習場やホームセンター向けにロストボールを販売する買取業者やゴルフ場からの依頼で、池ポチャしたボールを無料で回収する。

池の大きさやメンテナンス頻度によって回収するボールの数は異なるが、1回の作業2〜3時間で約6000球を回収できるという。

無料で譲り受けたボールを買取業者などに持ち込み、洗浄と、ブランドやボールの状態による仕分けをしてもらい、1個あたり数十〜数百円で買い取ってもらうことで収入を得られる仕組みだ。

潜水士の資格が必要だが、1,000万円超えも可能?

ゴルフボールダイバーとして仕事をする場合、国家資格である潜水士の資格が必要になる。試験は受験料6,800円の筆記試験のみで年3~6回実施され、合格率は約80%であり、この数字から見ると取得が極めて難しいわけではないだろう。

ただ、実際に働く環境は過酷なようだ。ウエットスーツに酸素ボンベを背負った状態で作業する必要があり、池の水深は10m近くに及ぶ場合もある。

池の中はヘドロだらけでよく見えないことが多く、氷が張っている冬の時期に作業しなくてはならないこともあるため、潜水技術や体力が求められるだろう。

このような条件を踏まえると、短い労働時間で高収入を得られるのも頷ける。収入は依頼頻度に左右される部分が大きく、体力やゴルフ場への移動時間も考慮しなくてはならないが、仕事量によっては年収1,000万円以上も夢ではないかもしれない。

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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