2020年に続いてコロナ禍の中で迎える2021年のハロウィン。昨年は「地味ハロウィン」「お家でハロウィン」が支持されたが、今年は緊急事態宣言が解除され、街の人出が復活している中で迎える。はたしてどんなハロウィンになるのだろうか?
コスプレ人気は「イカゲーム」
ハロウィンといえば「コスプレ」イベントのようにもなっている。近年、ソンビ映画やドラマが流行したことから、ゾンビのコスプレや、ナースや人気キャラのゾンビメークなどがはやっていた。
2021年はNetflixのドラマ「イカゲーム」が世界的に流行したことから、ドラマでゲーム参加者が着ていた緑色のジャージや、運営側が身にまとう赤いジャンプスーツと、丸や三角、四角が書かれた仮面などが人気だという。
あまりの人気ぶりだが、劇中では残酷なシーンもあることから、アメリカでは「暴力的なメッセージがある」として、イカゲームの仮装を禁止した地域もあるほど注目されている。
渋谷区では夜間の飲酒を規制
東京でこうしたイベント時に人が集まる地域といえば、渋谷や六本木だろう。中でも若者が多く集まる渋谷区では、10月29日(金)から31日(日)の午後6時から翌朝5時まで、駅周辺の公共の場での飲酒が制限される。さらにセンター街などで警備員が巡回、区職員もパトロールを行う計画だ。
こうした地元、自治体の計画にもかかわらず、SNSでは「今年のハロウィンは何かしたい(外出したい)」とつぶやいる人が多いようだ。理由は「昨年我慢したから」「新規感染者も減っているから」といったところだ。
少なくとも昨年よりは街に人が増えるのではないだろうか。
衆議院議員選挙は影響する?
今年見逃せないのは「衆議院議員選挙」の投開票日と重なることだ。期日前投票をする人が増えているようだが、それでも日曜に投票に出かける人は多いだろう。
コロナ禍の中で船出した菅前政権が1年で退陣し、政権交代した直後、政策への関心が高まっている中での選挙だけに、外出、投票する人も増えるかもしれない。投票後に飲食をしに繁華街に足を向ける人も一定数いると考えられる。
「株はハロウィンに買え」というが……
2年続けてコロナ禍で迎えるハロウィンだがえ、今年はワクチン接種が進むなど、昨年とは状況が異なっている。どんなハロウィンになるのかは予想もつかない。
そんな今、投資家として覚えておきたいのは、「株はハロウィンに買え」というアノマリーだ。これは、10月末ごろから半年の間に株価が上がりやすいというものだが、あくまでアノマリー。そういう傾向があるといわれるだけで、絶対そうなるわけではない。
ただ日経平均やNYダウの過去10年程度のデータを見る限りでは、必ず半年で上がっているわけではないものの、結果的にハロウィン時期より半年後のほうが株価が高かった年のほうが多いようだ。
「どんなコスプレをするか」「どこで飲食するか」だけでなく、「どの株(業界)に投資するか」を考えて行動すれば、2022年の春には果実が得られるかもしれない。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・oka / stock.adobe.com
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