保険に入ろうと思っても選択肢が多く、「自分にはどの保険がいいのか分からない」という人は多いでしょう。そういう場合、FPや保険コンサルティングサービスで相談する人が増えていますが、いきなり行っても、必要な保険を見極められません。不要な契約をしないためにも、少なくとも5つのことはしてから相談に行きましょう。
1 保険に入る目的を明確にする
「なぜ保険に入るのか」をはっきりさせておかないと、売り手からの提案をすべて受け入れてしまい、高額な契約になってしまうかもしれません。売り手は保険料ベースで収入が決まるため、中には高額な保険料の提案をする人も。相談者が売り手任せにならないためには、目的をはっきりさせておきましょう。
2 年間保険料の限度額を決める
保険に入って将来の安心が得られても、毎月の保険料払いが重く生活が苦しくなってはいけません。すべてのリスクに対して保険に入ると、お金がいくらあっても足りません。一般に、保険料は手取り月収の10%以内と言われています。(貯蓄性の保険などの場合は除く)。
3 直近5年間の病院での入院や通院歴を確認
保険は入る際に、健康状態の報告をする必要があり、過去5年以内に入院や手術をしたことや7日以上にわたる医師による投薬を受けたことなどを記載します。知内容によっては、入れないケースもあるので、保険相談前に病院の通院歴などを確認しておきましょう。
4 夫婦で揉めないために2人で行くか事前に配偶者に相談しておく
保険は家計負担の中でも、住宅に次いで高い商品です。高額商品の購入にあたり、配偶者に相談せずに決めると、家庭内でのトラブルの原因になります。保険相談の前に、必ず配偶者に相談はしておきましょう。
5 現在入っている保険証券の準備
保険の切り替えを相談するのであれば、今入っている契約の保険証券を持参しましょう。保険証券には、保障内容、保険料、契約期間など保険契約内容のすべてが記載されています。現在の契約内容を伝えることで、見直しのポイントを把握でき、スムーズに相談が進められます。
毎月の保険料は安くても、長年払い続けると……
保険は毎月の支払いは少なくても、契約期間トータルでみるとそれなりの額になります。また一度入ると、なかなか見直しはしません。加入・切り替えの相談をする前に最低限の準備をして、必要な保険を見つけられるようにしましょう。
(2021年11月6日公開記事)
文/編集・dメニューマネー編集部
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