ドラマ「ドクターX」の主人公・大門未知子の存在で、フリーランス医を知った人もいるかもしれない。開業医を除く医師は、常勤医とフリーランス医に大別されるが、この2つの働き方で年収に差はあるのだろうか?
常勤医とフリーランス医の平均年収を比較
常勤医は、特定の病院と雇用契約を結んで勤務する就業形態で、正社員のサラリーマンに近い働き方といえる。
常勤医の年収は、民間病院や私立大学病院、国立大学病院など、どの病院で働くかによって変わってくるが、全体平均は1,490万円だ(厚生労働省の2019年度「医療経済実態調査」より)。当然のことながら、1,000万円超えの高年収であることが分かる。
一方のフリーランス医は、病院と一定期間の雇用契約を結んで働く就業形態で、給与は時給制もしくは日給制の場合が多いという。
収入に関する公式の調査データはないが、ネット上の情報などから推測すると時給1万円が相場で、医師の不足や診療科の難易度によっては2万円近くになることもあるようだ。
時給1万円で1日8時間・週5日働くと仮定して単純計算すると、1週間に稼げる額は40万円、月給は160万円、年収は1,920万円となる。
フリーランス医はフルタイムで働けるとは限らない?
この数字だけ見るとフリーランス医のほうが稼げるように見えるが、週3日や1日4時間勤務などの条件で求人が出る場合もある。フルタイムで働きたければ複数の病院と契約する必要があり、スケジュール調整が上手くいかないこともあるようだ。
また、フリーランス医は国民年金に加入する場合がほとんどのため、厚生年金に加入する常勤医と比べると貰える年金額が少なく、病院までの交通費や諸経費が自己負担になることも多い。
このような条件を考慮すると、大門未知子のような「趣味・特技は手術」という叩き上げのスキルを持つ医師は別として、フリーランス医が常勤医より圧倒的に稼げるとはいえないかもしれない。
(2021年11月6日公開記事)
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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