ヒカキンさんやはじめしゃちょーさんが所属するUUUM株式会社 <3990> 。ほかにも多くの人気ユーチューバーが所属する一方で、ここ2年ほどで退所した人気ユーチューバーも少なくない。そんなUUUMの年収は、一体どれほどなのだろうか?
超人気ユーチューバーが所属するUUUMの年収は?
過去5年間の平均年収の推移は次のとおりだ。
年 | 平均年収 |
---|---|
2021年 | 512万円 |
2020年 | 511万8,000円 |
2019年 | 526万9,000円 |
2018年 | 536万9,000円 |
2017年 | 449万円 |
2021年の平均年収は512万円で、過去5年で1.1倍ほど増加した。超人気ユーチューバーが所属することから社員の年収も高いのでは、と予想していた人にとっては、意外な結果だったかもしれない。
ただ、UUUMの従業員の平均年齢は31.3歳とかなり若い。日本の平均年収は436万円(2019年時点、国税庁調べ)であり、UUUMは年齢層が若い企業でありながら日本の平均年収を上回っていることが分かる。
人気ユーチューバー退所も、年収には大きな影響なし
2019年から2020年にかけてはUUUMにとって厳しい時期だったかもしれない。
というのも、ここ2年ほどの人気ユーチューバーの退所は少なくなく、2020年6-8月期は、コロナ禍で国内外企業が広告出稿を抑制したりオフラインイベントが中止になったりして、純利益が前年同期比でなんと93.3%も減少した。
しかし、年収の推移を見てみるとそこまで大きな変化はない。しかも、2017年に144人だった従業員数は2021年には545人となり、事業拡大などを理由に4倍近く増加している。
吉本興業とのチャンネル共同運営で、年収アップもある?
事業を拡大している事例の一つが、大手芸能事務所の吉本興業との提携だ。
UUUMは2020年4月、吉本興業の所属タレントのYouTubeチャンネルを共同運営していくことを発表。注目したいのはそのチャンネル数で、カジサックことキングコング梶原雄太さんなどの芸人のチャンネルを含め、約800も存在する。
有名タレントが多数所属し、これだけ多くのチャンネルを持つ吉本興業と提携することで利益が増えれば、今後の年収アップもあり得るかもしれない。
(2021年11月7日公開記事)
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
画像・snowing12 / stock.adobe.com(画像はイメージです)
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