ビジネスなどで成功して資産を築ける人の共通点は「自分の頭で考えて、行動できること」です。それは保険選びについても言えます。
リスク分析ができるから適切に選べる
お金持ちは、リスク分析を自ら行います。リスクが正確にわかれば、必要な保険も分かります。その判断を保険会社任せにせず、自分で考えて決めるので、不要な保険に入らず、保険料も抑えられるのです。
保険は節税策にも使われる
お金持ちは税金を気にしますが、それは高い収入と高い税金はセットだからです。節税策を常に探しており、保険料の一部が所得控除される生命保険料控除もその一つです。
外資系会社員なら会社に契約させる
外資系のエリート会社員の中には、会社で必要な保険にすべて入ってもらい、個人で負担をしていない人も多いです。会社の福利厚生として、医療保険、傷害保険、所得補償保険、生命保険まで完璧に備えているからです。入社時の条件に保険を含んでいる会社もあります。日本企業にも福利厚生はありますが、ここまで手厚い保険に加入しているケースは少ないでしょう。
法人経営者なら名義を法人に
また、法人経営者は、個人で保険に入らず、法人契約にして経費で保険料を払っています。例えば、医療保険を法人契約にして、払込期間を10年に設定。10年後に経営者個人に名義変更するのは良くある事例です。個人に名義変更した後は、保険料の支払いがなく、保障は一生涯残ります。 退職金のために、法人契約の保険で積み立てを行うこともあります。退職金を預金で積み立てするよりも保険で行えば、死亡保険の保障があります。
さらに、掛金の一部は経費となるため、法人税を削減できます(最近は金融庁からの指導もあり、法人契約の節税保険のメリットが大きく下がりました)。
お金の使い方をしっかり考えて決められるからお金持ちになれる
お金持ちは、保険に入り過ぎると、家計に大きな影響を与えることを知っているので、慎重に細かく保険を選んでいます。
お金持ちのイメージは大盤振る舞いをしている印象を持ちますが、実際にはとても堅実な人が多いです。堅実で保険を上手に使い、貯蓄をしたからこそ、お金持ちになれたのです。
保険の選び方、使い方でも学ぶところが多いのではないでしょうか。
(2021年11月10日公開記事)
文/編集・dメニューマネー編集部
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