FXで約1億稼いだ金持ち議員も!国会議員の所得ランキング

2022/01/24 19:15

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国会議員が1年間で受け取ることができる給料は、2,000万円前後だ。だが国会議員の中には年間で1億円以上、中には10億円以上の所得を得ている人も。株やFX(外国為替証拠金)取引での多額の所得があったからだ。国会議員の2020年の所得ランキングを紹介しよう。 国会議員の2020年分の所得ランキング 衆参両院が公開した国会

国会議員が1年間で受け取ることができる給料は、2,000万円前後だ。だが国会議員の中には年間で1億円以上、中には10億円以上の所得を得ている人も。株やFX(外国為替証拠金)取引での多額の所得があったからだ。国会議員の2020年の所得ランキングを紹介しよう。

国会議員の2020年分の所得ランキング

衆参両院が公開した国会議員の2020年分の所得に関する報告書から、上位10議員をみていこう。

国会議員の2020年分の所得ランキング
順位議員名所得金額
1位元榮太一郎19億1,404万円
2位古賀之士1億1,681万円
3位中西健治1億1,386万円
4位逢沢一郎9,377万円
5位下条みつ8,704万円
6位新谷正義7,426万円
7位中村喜四郎7,242万円
8位安藤高夫6,664万円
9位里見隆治6,484万円
10位古川俊治6,003万円
(敬称略。出典:衆参両院による報告書)

1位は参議院議員の元榮太一郎氏(千葉県選挙区)で19億1,404万円、2位は同じく参議院議員の古賀之士氏(選挙区:福岡)で1億1,681万円となっており、議員としての給与を大きく上回る結果となっている。

トップ3は株やFXで多額の所得を計上

元榮議員が19億円以上の所得を計上したのは、株式譲渡や株式配当で18億円以上の所得があったからだ。元榮議員は株式上場している「弁護士ドットコム」 <6027> の元会長。株式譲渡で約15億4,000万円、株式配当で約3億3,000万円の所得があったという。

一方で2位の古賀議員は、FX取引で約9,800万円の所得を計上している。3位にランクインした参議院議員の中西健治氏(選挙区:神奈川)も株式配当などにより、1年間の所得が1億円を超える結果だ。

つまり国会議員の所得の上位組は、軒並み株やFXで多額の所得を計上しているという結果だ。

次回のランキングの結果にも注目を

近年は日本でも「貯蓄から投資へ」といったスローガンを耳にすることが多くなり、税制優遇が魅力の「NISA」(少額投資非課税制度)の口座を持つ人も増えている。

そして、国会議員も資産運用が禁じられているわけではなく、3割程度の国会議員が株式を保有していると言われている。そのため、今後も株式投資などで多額の所得を計上するケースはもちろん出てくる。

毎年発表される国会議員の所得金額。来年はどんな議員が資産運用でどれくらいの所得を計上するのか、注目したいところだ。

(2021年11月13日公開記事)

文・岡本一道(経済ジャーナリスト)
編集・dメニューマネー編集部

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