ブランドの服飾品から高級路線のお惣菜まで揃い、少しかしこまった場面でのお買い物に重宝するデパート。今回はデパートでお得に買い物ができる特典が受けられる4社の株主優待の内容を比較しました。
三越・伊勢丹、マルイ、高島屋、近鉄百貨店の優待優待を比較
三越・伊勢丹を運営し、百貨店業界で売上高ナンバーワンを誇るのは三越伊勢丹ホールディングス <3099> 。中高年層からの支持が厚い三越と、バイヤーの仕入れ力に定評があり比較的若者の人気が高い伊勢丹を運営しています。
首都圏を中心に「OIOI」のロゴでお馴染みのマルイを運営するのは丸井グループ <8267> 。最近は「マルイウェブチャネル」などEC事業を積極的に推進しています。
国内と海外にラグジュアリー系の百貨店を展開するのは高島屋 <8233> です。 “バラの包装紙”のラッピングは誰もがみたことがあるでしょう。
最後は近畿地方では抜群の知名度を誇る近鉄百貨店 <8244> です。大阪の「あべのハルカス」内に本店を構え、大阪のランドマーク的な百貨店として存在感を示しています。
三越伊勢丹ホールディングス | 高島屋 | 近鉄百貨店 | 丸井グループ | |
---|---|---|---|---|
銘柄コード | 3099 | 8233 | 8244 | 8252 |
優待権利確定月 | 3月、9月 | 2月、8月 | 2月、8月 | 3月、9月 |
優待内容 | 優待買物割引カード(10%割引×年2回) | 優待買物割引カード(10%割引×年2回) | 優待買物割引カード(10%割引×年2回)・優待クーポン券冊子 | 優待買物割引券・Webクーポン(年間4,000円相当) |
優待に必要な額 | 8万6,500円(100株) | 11万2,80円(100株) | 26万3,700円(100株) | 23万3,400円(100株) |
優待内容は割引券や買い物券
三越伊勢丹の優待は三越や伊勢丹などの百貨店ほか系列ホテルや美術館でも使える10%の割引カードです。100株の株主は利用限度額が30万円までとなりますが、10,000株を2年以上所持している株主の利用限度額は600万円まで引き上がります。
高島屋は高島屋ほかグループ店舗で使用できる10%の割引カードです。100株の株主の利用限度額は30万円ですが、500株以上で利用限度額はなくなります。
近鉄百貨店は10%の割引カードに加えて、優待クーポン券冊子がもらえます。クーポン冊子には近鉄百貨店レストラン街の割引券のほか、持ち株数が増えるとあべのハルカス展望台や志摩スペイン村の入場優待券が加わります。
マルイは年間2,000円の買い物券に、マルイウェブチャンネルで使用できるWEBクーポンも2000円加わります。近くにマルイがない株主でもWEBで買い物を楽しむことができます。
4社とも優待は、デパートで使える買い物券や割引券です。持ち株数に応じて割引の利用上限額が上がる企業もあるため、デパートならではの高額商品を狙っている人は優待メリットがありそうです。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・eyetronic / stock.adobe.com(画像はイメージです)
※ この記事は優待情報の紹介が目的で、個別銘柄への投資を推奨するものではありません。株価や優待内容は変わることがありますので、投資を検討される際は必ずご自身でお確かめください。
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