節約術

JALが早割廃止へ!それでもお得に乗る方法

2022/01/25 17:15

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日本航空(JAL)<9201> が2023年に「早割」を廃止するようだ。コロナ禍で経営が打撃を受け、割引販売をする余裕がなくなってしまったらしい。早割の廃止により、日本を代表する航空会社をもうお得に利用することはできなくなってしまうのか。 早割が廃止されてもお得に乗る方法はありそう 結論から言えば、早割を使

日本航空(JAL)<9201> が2023年に「早割」を廃止するようだ。コロナ禍で経営が打撃を受け、割引販売をする余裕がなくなってしまったらしい。早割の廃止により、日本を代表する航空会社をもうお得に利用することはできなくなってしまうのか。

早割が廃止されてもお得に乗る方法はありそう

結論から言えば、早割を使わなくてもお得に乗る方法はありそうだ。報道などによれば、JALは2023年以降、いわゆる「ダイナミックプライシング」を導入する可能性が高いからだ。

ダイナミックプライシングとは「変動料金制」のことで、需要が多い時期には価格が上がり、需要が少ない時期には価格が下がる仕組みを指す。すでに格安航空(LCC)や宿泊業界では一般的だ。

このダイナミックプライシングが導入されると仮定すると、飛行機移動の需要が少ない時期の航空券を購入すれば、平均よりも安い料金でJALに乗れるということになる。続いて需要の観点から、具体的にどのタイミングが狙い目なのか紹介しよう。

「月単位」での狙い目──1〜2月、4〜6月、10〜11月

飛行機の需要が低い時期は、月単位で言うと「1〜2月」「4〜6月」「10~11月」とされる。1〜2月は正月、4〜6月はGW(ゴールデンウイーク)があり、この時期こそ混むものの、それ以外の日は飛行機業界では閑散期に分類されることが多い。

「曜日単位」での狙い目──月〜木曜日

曜日単位では「月」「火」「水」「木」曜日の需要が低く、「金」「土」「日」曜日の需要が大きいことが多い。ただし、月〜木曜日であっても祝日の前日などの場合は需要が高くなる。

「時間帯」の狙い目──早朝か夜、午後より午前

月単位や曜日単位だけではなく、1日の中でも狙い目の時間帯がある。「早朝便」や「夜便」は需要が低めだ。朝早くに空港まで出向いたり、夜到着してホテルまで移動したりするのが大変だからだ。また「午前便」と「午後便」では、午後便の方が需要は少なめだ。

「株主優待券」への注目度も高まるかも

JALに安く乗る方法としては、金券ショップでJALの株主優待券を購入するという方法もある。JALが現在の株主優待の制度を変えない限りはこの技は引き続き利用できると考えられ、早割が廃止されたあとはこの方法への注目度も高まるかもしれない。

いずれにしても、2023年以降にJALがどのような料金体系をスタートさせるのか、公式発表を待ちたいところだ。

(2021年11月16日公開記事)

文・岡本一道(経済ジャーナリスト)
編集・dメニューマネー編集部

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