YouTuberより稼げる?トップライバーの年収はいくらなのか

2022/01/27 18:15

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YouTuberはすっかり職業として認識されているが、「ライバー」という職業も浸透しつつある。 ライバーとは、ライブ配信ツールやアプリを使ってライブ配信を行う人のことをいう。では、業界の第一線で活躍するトップライバーと呼ばれる人たちは、どれくらいの年収を稼ぎ、どのような仕組みで収入を得ているのだろうか? トップライバ

YouTuberはすっかり職業として認識されているが、「ライバー」という職業も浸透しつつある。

ライバーとは、ライブ配信ツールやアプリを使ってライブ配信を行う人のことをいう。では、業界の第一線で活躍するトップライバーと呼ばれる人たちは、どれくらいの年収を稼ぎ、どのような仕組みで収入を得ているのだろうか?

トップライバーの年収はいくら?

ライバーの年収に関する公式の調査データはないが、ネット上の情報などから推測すると、トップライバーの年収は1,000〜5,000万円以上で、なかには1億円以上稼ぐ人もいるという。ミドルクラスのライバーの年収は、100〜1,000万円とされている。

また2020年5月に、ライブ配信アプリ「17LIVE」(イチナナ)が実施した調査によれば、同アプリ内で月3万円以上稼いでいるライバーは1万2,303人で、2020年2〜4月の調査時と比べて約2倍増えていることが分かった。この数字の伸びは、コロナ禍のお家時間の増加や、経済不安の高まりなどの影響を受け、副業感覚で始められるライブ配信に挑戦する人が増えたことが原因なのかもしれない。

ライバーが収入を得る仕組み

ライバーはどのような仕組みで収入を得ているのか? その一つとして「投げ銭」(ギフト)が挙げられ、ライバーの大部分がこれにより収入を獲得している。

投げ銭(ギフト)は、名前の通り視聴者から課金アイテムをもらえるシステム。YouTubeのスパチャ(スーパー チャット)のようなものだ。このアイテムを現金に換金すれば収入が得られるのだ。

ただ、視聴者が課金したアイテムの料金をすべてもらえるわけではなく、3〜5割程度がライバーの収入になる。

また、各アプリでは、期間限定のイベントを実施しており、このイベントに参加し、指定時間以上の配信や視聴者数ランキング入賞など、一定の成果を上げると賞金がもらえるようだ。

そのほかに、ライバー事務所に所属して配信時間に応じた時給を貰ったり、事務所に所属していなくても時給がもらえるアプリを利用したりすることで、収入が得られる。

ライバーはYouTuberよりなりやすい?稼げる?

ライバーはYouTuberと同様に実力で収入が決まる職業のため、一概にどちらが稼げるとはいえない。

YouTubeの場合、動画編集などのスキルが必要になるが、ライブ配信ではそういった技術は必要なく、スマートフォンやパソコンなどの配信機材があれば誰でも簡単に始められる。そういった点がライバーという職業に多くの人が憧れを抱く理由の一つなのかもしれない。

また、ライブ配信で視聴者数を獲得するには、SNSで宣伝したり、配信時間を固定したりするなどの努力が必要になる。さらに近年では、芸能人も配信業に参入しているため、競争率が極めて高い。年収はYouTuberよりも高くなる可能性があるとはいえ、ライバーという職業一本で生活をしていくのは難しいといえよう。

(2021年11月21日公開記事)

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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