誰しも成功している投資家に学びたいと思っているでしょう。「きっと何か特別な秘訣があるはずだ」と思っているかもしれません。たしかに、そうした門外不出のテクニックもあるかもしれませんが、成功した投資家が共通してやっていることは、意外とシンプルです。そのうち3つを挙げるなら、どのようなものが入るでしょうか。
1 身近な会社の株を選ぶ
投資の神様とよばれるウォーレン・バフェット氏が挙げているのが、「シンプルで理解しやすい事業」、「長い目で見て見通しが明るい事業」に投資するということです。
バフェット氏は長らくコカ・コーラ社の大株主です。同社飲料メーカーとして誰もが知っている存在ですし、製品は今も、そしてこれからも世界中で愛されるでしょう。実際バフェット氏も愛飲しているそうです。
ここに成功する銘柄を選ぶときの、大事なヒントがあります。
消費者に身近で長いあいだ利用されている製品やサービスを売る会社は、不景気の影響を受けにくい特徴があります。そのため株価や配当も安定しており、資産株として長期保有するメリットがある銘柄が多いのです。
2 勝ち馬に乗る
身近な会社のなかからいくつかの銘柄候補を選んだら、インターネットで過去数年程度の業績や配当、株価の推移をみて安定した成果を出しているところに投資しましょう。
特にコロナ禍にあった直近の2年間でも、業績や配当、そして株価が安定している会社は、「勝ち馬」といってもいいでしょう。正常化が進めば、より大きな利益も期待できます。
このような銘柄を絞り込んだうえで投資し、「勝ち馬に乗る」ことが大事です。
3 「見切り千両、損切万両」を実践する
しかし、投資したときは「勝ち馬」だった会社でも、予測できない不祥事や自然災害などで、事業に悪影響が出てしまうことがあります。
そうすると株価が大幅に値下がりするでしょうし、配当がなくなってしまうこともあるでしょう。
回復が見込めないときは、たとえ損が出ても見切って売ることです。損を確定することは辛いことかもしれませんが、ダラダラと持っていたら余計に含み損が膨らむ可能性もあります。
「見切り千両、損切万両」、これが株式投資の世界で成功する重要な秘訣です。
投資で「絶対儲かる」はない。「王道」を進むのみ
株式投資で成功することに絶対はありません。ただ成功している投資家は、シンプルな王道を進んでいます。一時的な大儲けは期待できないかもしれませんが、長い目で見て勝てばいいのです。
難しいこと、特別な能力が必要なことを無理してやろうとせず、基本の3点を実践するところから始めてはいかがでしょうか。
(2021年11月24日公開記事)
文/編集・dメニューマネー編集部
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