「問題がクリティカルになる前に、早急に対策をとる必要がある。」などビジネスシーンで使われる「クリティカル」。
トラブルが発生したり、悪い方向へ向かっていたりするときに使用されることが多い言葉ですが、分野によっては異なる意味で用いられることもあります。
「クリティカル」とは、一体どんな意味なのか知っていますか?
切羽詰まった危機的な状況
「クリティカル」とは、「重大な」「危機的な状況」「批判的」を意味する“critical”が語源のカタカナ語です。「クリティカルな問題」や「クリティカルな状況」といった表現で使われ、深刻で切羽詰まった状況を意味します。
分野によってさまざまな意味を持つ「クリティカル」
医療の分野では、命が危険な状況を「クリティカル期」と表します。「クリティカルケア」は、危機的な状況の患者に対して行う治療や看護のことを指します。
マーケティング用語の「クリティカルマス」は、新商品やサービスが市場に出た際に、世間に広く普及したかどうかの分岐点になる普及率のことです。
また、「クリティカルシンキング」という言葉もあります。そのまま訳すと“批判的な思考”という意味ですが、ただ否定するのではなく「本当に正解なのか?」と疑問を持ち、検討や考察を重ねて、客観的に最も正しい答えを見つけ出す考え方のことです。日常生活でも、円滑なコミュニケーションやデータに基づく判断をするときに役立つ思考法です。
(2021年11月25日公開記事)
文/編集・dメニューマネー編集部
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