どんな意味?「シーズ」──【ビジネス・カタカナ用語】

2022/01/30 18:15

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マーケティングの現場では「ニーズ」という言葉をよく耳にします。マーケティングの際「ニーズ」と比較されることが多いのが「シーズ」です。 トヨタなどの世界のトップ企業は、この「ニーズ」と「シーズ」両方を上手く組み合わせてマーケティングを行っているようです。 「シーズ」とは、どのような意味なのでしょうか? 「シーズ」とは、商

マーケティングの現場では「ニーズ」という言葉をよく耳にします。マーケティングの際「ニーズ」と比較されることが多いのが「シーズ」です。

トヨタなどの世界のトップ企業は、この「ニーズ」と「シーズ」両方を上手く組み合わせてマーケティングを行っているようです。

「シーズ」とは、どのような意味なのでしょうか?

「シーズ」とは、商品やサービス開発の基盤となる技術や発明

英語で「シーズ(seeds)」は、“種”のことを指しますが、マーケティングにおいては商品やサービスの素となる技術やノウハウ、アイディア、新素材などを指す「ビジネスの種」や「新しい市場を生み出す種」という意味合いで使われています。

「シーズ」をもとに、生産者の志向で商品やサービスを開発することを「シーズ志向」や「シーズ思想」といいます。「シーズ志向」といえば、Apple社を創設したスティーブ・ジョブ氏によるマーケティングです。彼自身が持つ思考や発想力、開発力によってiPhoneをはじめとする商品を大ヒットさせました。

「シーズ」の対義語として使われているのが「ニーズ」です。消費者が必要とする商品やサービスを開発することを「ニーズ志向」や「ニーズ発想」などといいます。今後繁栄するのは、「シーズ志向」を生み出し、結果的に消費者のニーズを獲得できるような企業なのかもしれません。

(2021年11月27日公開記事)

文/編集・dメニューマネー編集部

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