役員といえば「会社を経営する上層部のエラい人」というイメージがあります。ただ「執行役員」という肩書を聞いたことはないでしょうか? よく似た肩書ですが、実は大きな違いがあるのを知っていますか? 執行役員は「従業員」に与えられる役職名 役員は、取締役・会計参与・監査(監査役)を指します。これは会社の組織や運営について定めて
役員といえば「会社を経営する上層部のエラい人」というイメージがあります。ただ「執行役員」という肩書を聞いたことはないでしょうか? よく似た肩書ですが、実は大きな違いがあるのを知っていますか?
執行役員は「従業員」に与えられる役職名
役員は、取締役・会計参与・監査(監査役)を指します。これは会社の組織や運営について定めている「会社法」で定義されています。
この法律に執行役員という言葉はありません。
執行役員は「役員」という言葉が付くので誤解されがちですが、実際は役員ではなく会社に雇用される従業員という立場です。
従業員に課長、部長などの役職があるように、執行役員というのもある役割を期待された役職の一つなのです。
執行役員の役割とは、役員が決定した経営方針や重要事項を現場レベルに落とし込み、実行することです。
解答:役員と執行役員の違いとは……
役員が「経営者」で、執行役員は「従業員」です。役員は経営者として重要事項の決定や業務監督、会社の顔として対外的な仕事などもあるので、現場の運営まで行うのは難しい面があります。
そこで執行役員に従業員のトップとして実務を任せるのです。役員は経営に、執行役員は実務にそれぞれ集中できる関係が成り立ちます。
(2021年11月26日公開記事)
文/編集・dメニューマネー編集部
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