日本ではマリトッツオが大ヒットになったようですが、美食の国イタリアには流行りそうなスイーツがまだまだあります。日本生まれ、フィレンツェ在住の筆者が、「もしかしたら次に日本ではやるのはこれかも?」というスイーツを3つ選んでみました。
マリトッツォが大ブームとなった理由
マリトッツオは実のところ、イタリアではそこまで大人気!というわけではありません。日本でのニュースがイタリア国内の大手新聞で報道され、イタリア人が驚いているほどなのです。
日本でマリトッツォがはやった理由は、パンと生クリームのシンプルな味、インスタ映えする愛らしい見た目、おやつ以上食事未満の「0.7食」といわれるほど気軽に食べられるサイズなどいろいろありそうです。
ブームの火付け役となったのは、福岡市のあるパン店と言われています。店主が、コロナ禍で食品ロスを減らしつつ、新しい商品を」と探し、見つけたそうです。
ポストマリトッツォの候補3スイーツ
日本のマリトッツォブームも下火になりつつあるという今、気になるのが「ポスト・マリトッツォ」です。その候補は次の3つかも?
ふわふわ生地にレモンカスタードクリームの「ボンボローニ」
フィレンツェ発祥の揚げドーナッツは日本人好みの懐かしい味。学校が終わる夕方には、「揚げたてボンボローニ」の張り紙がお店に貼りだされます。
しっとりスポンジケーキにクリームが詰まった「ズコット」
ドーム型のフィレンツェの伝統菓子。なんと16世紀ころメディチ家のために作られたそうです。ボウルを使えば自宅で簡単に再現可能。ナッツやフルーツでアレンジも楽しめます。
リコッタチーズのクリームが入った「カンノーリ」
筒状のサクサク生地にさっぱり酸味のクリームを詰めたシチリアの伝統菓子は、子供からお年寄りまで大人気。映画「ゴットファーザー」にまで登場しました。
朝食に甘いものを食べて幸せな1日を
マリトツッオの母国・イタリアでは、朝食に甘い物を食べます。これは、実は脳を活性化するためなどと言われます。さしづめアメリカにおけるドーナツのようなものでしょうか。
ブームになるかどうかはともかく、自分が美味しいと思えるものを探し、食べるのは毎日を豊かにしてくれます。今回紹介したスイーツが日本で食べられるか分かりませんが、気になったら探してみてはいかがでしょうか。
(2021年11月28日公開記事)
文/写真・小川広海(イタリア在住のフリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
トップ画像・KUZE / stock.adobe.com
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