銀座には1,000店舗以上のクラブがあるとされ、その中でも「高級クラブ」は、芸能人の来店が多いことでも知られている。そんな高級クラブの料金相場はいくらなのだろうか。

銀座の高級クラブの料金相場・料金システム

銀座の高級クラブの料金はさまざまな項目によって決まるが、各店舗のホームページなどを見ていくと、基本的には「セット料金4万円〜＋ボトル代＋サービスチャージ」で決まるようだ。

セット料金とは、お水やおつまみ、ボーイさんのサービス料などが含まれた席料のこと。高級クラブの場合、90分間のセット料金の相場は、4万円代といわれている。

ボトル代とは、その名の通りお酒をボトルで注文したときにかかる料金のこと。特に初めて行くクラブでは、キープボトルを注文するのが定番だという。

サービスチャージとは、サービス全体にかかる料金のこと。高級クラブは特に高く、セット料金やボトル代に加え、時間を延長した場合のタイムチャージや、ホステスを指名したときの指名料などの合計額に対し、40〜50%のサービスチャージがかかってくる。

実際に合計いくらかかる？

上記の考え方をもとに、実際にいくらかかるかシミュレーションしてみよう。

例えばセット料金が4万5,000円で、3万5,000円のボトルを注文し、30分延長してタイムチャージが3,000円になったとする。

これらの合計額は8万3,000円であり、サービスチャージが45%だとすると、サービス全体にかかる料金は3万7,350円。消費税も追加すると、会計金額は13万2,385円となる。

もし、以前にボトルキープをしていてボトルの注文がなければ、10万円以内に抑えられる場合もあるだろう。

コロナ禍以前は、数十万円になることも？

高級クラブは現在、新型コロナウイルス感染症の影響で大きな打撃を受けている。銀座のクラブやバーなどの飲食店が加盟する「銀座社交料飲協会」によると、2020年の春には約1,200店が加盟していたが、閉店や休業が相次ぎ、現在は1,000店に満たないという。

ただ、コロナ禍以前は一人あたり数十万円の支払いになることも少なくなかったようだ。

実際に、2017年にテレビ朝日の番組「マツコ＆有吉 かりそめ天国」で、高級クラブで豪遊するといくらかかるのかを検証したところ、料金はなんと35万円を超えた。これは、ボトルを数本注文したほか、銀座の老舗寿司屋から出前をとるなどしたからだ。

このように、注文するボトルの本数や単価などによってかかる料金は大きく変わり、非常に高額となるケースもある。

文・廣瀬優香（フリーライター）
編集・dメニューマネー編集部
画像・buritora / stock.adobe.com（画像はイメージです）

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