失業保険は、アルバイト、パートの人でも一定の条件を満していれば、もらうことができます。正社員だけがもらえるものと思っていた人も多いのではないでしょうか。ここでは、アルバイト、パートが失業保険をもらうための3つの条件を説明していきます。
雇用保険に加入していることが条件の一つ
雇用保険の加入条件は、週20時間以上のシフトがあり、31日以上の雇用期間が見込めるものとされています。短期アルバイトなど雇用期間が31日未満の人は対象外となります。雇用保険の加入条件は、職場で配布される労働条件通知書に記載されています。手元にそれが無ければ、直接採用担当者に確認をしてみてください。
退職前に一定期間の勤続年数があること
一定期間とは、労働者の都合で退職した場合は、離職前の2年間に被保険者期間が12カ月以上あることをさします。
一方、倒産や解雇など、雇用者側の都合による退職の場合はどうなるのか。雇用者側の都合によって退職せざるを得ないときは、離職前の1年間に被保険者期間が6カ月以上あることをさします。
このように、退職理由によって、必要となる勤続年数が変わってくるのも失業保険の特徴。失業保険をもらう予定の人は、被保険者期間の数え方がとても分かりにくいので、退職前に確認をしてから退職することをおすすめします。
退職後も働く意思があること
雇用保険に加入していても、退職後に働く意思がないと、失業保険をもらうことはできません。アルバイトやパートでも、失業後にハローワークへ行き、4週間ごとに指定された失業認定日に、求職活動の報告を行わなくてはなりません。さらに、ハローワークにただ行くだけでなく、失業認定日の前日までに、ハローワークでの職業相談や、ネットでの求人申し込みなど実際に求職活動を原則2回以上行なった実績を作ることが求められます。
これら3つの条件を満たしていれば、アルバイト、パートの人でも失業保険をもらえます。失業保険受給中は、公共職業訓練等が受けられるため、特殊なスキルを取得することも可能。手に職をつけて再就職に生かし、正社員を目指すのも一つの選択肢かもしれません。
文/編集・dメニューマネー編集部
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