「年収1000万円」に憧れを抱いている人は少なくないでしょう。日本で年収1000万円を超えている世帯は約12%しかありませんので、たしかに大きな壁ですが、本当に達成は難しいのでしょうか?
年収1000万円世帯の共働き率はどのくらいか
日本で年収1000万円を超えている世帯は約12%、つまり8~9世帯に1世帯の割合です(2019年の厚生労働省調査)。学校のクラスが40人いるとすると、そのうち5人くらいの家が年収1000万円を超えていることになります。
「結構少ない」と思われたでしょうか。それとも「意外と多いな」という印象でしょうか。
この年収1000万円を超えている世帯の内訳をみると、その約67%が共働きです(2020年の厚労省調査)。1000万稼いでいる世帯の3分の2が“共働き”なわけです。
そもそも年収1000万円世帯は全体の12%と多くはありませんが、一人で年収1000万円を達成するよりは、夫婦二人で力を合わせて目指すほうがよさそうです。そもそも日本の平均年収は433万円ほどなので、夫婦2人とも正社員であれば、がんばって目指せそうではないでしょうか。
夫婦で稼いだほうがお得になる
実は一人で1000万稼ぐよりも二人で稼いだほうがいい理由もあります。
日本の所得税は累進課税制度といって、所得が増えるほど税率が増えるという仕組みです。そのため一人で1000万円を稼ぐよりも、二人で合わせて1000万円を稼いだほうが税率が低くなって手取りが多くなることがあるのです。
たとえば一人で年収1000万円の場合の所得税額は176万4,000円です。もし夫婦二人が年収500万円ずつのだと、あわせて114万5,000円。なんと60万円以上も所得税が減ります。税金が減った分手取りが増えることになりますので、共働きは家計にとって大きなメリットです。
夫婦で力を合わせて収入を最大化しよう
夫婦共働き世帯の割合は年々増えており、夫は仕事、妻は家事という考え方が変わりつつあります。
収入が増えるとお金が原因で諦める必要がなくなるので、人生の選択肢が増えることに繋がります。ぜひ夫婦で協力して収入の最大化を目指してみましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・11月は残業減らすとボーナスが増えるって本当?
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
・「預金がおろせない?」銀行員が教える、親の生前にやるべき3つのこと
・株主優待をタダ取りする裏ワザとは?(外部サイト)
・「無料で保険に入れます」クレカ会社から封筒がくる理由