「信金」と「信組」はどう違う?

2022/02/05 14:15

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「信金と信組」は、信用金庫と信用組合の略称ですが、どちらも金融機関です。銀行と同じように預金・貸付・為替を行います。 「信金」と「信組」にはどのような違いがあるのでしょうか。 「信金」は規模が大きく「信組」は限定的 まず「信金と信組」が、銀行と異なるのは“相互扶助”を目的とした「非営利組織」である点です。銀行は株式会社

「信金と信組」は、信用金庫と信用組合の略称ですが、どちらも金融機関です。銀行と同じように預金・貸付・為替を行います。

「信金」と「信組」にはどのような違いがあるのでしょうか。

「信金」は規模が大きく「信組」は限定的

まず「信金と信組」が、銀行と異なるのは“相互扶助”を目的とした「非営利組織」である点です。銀行は株式会社組織の営利法人ですから、この点は大きく異なります。

次に「信金」と「信組」の違いですが、一つは規模が違います。「信金」は「信組」より営業地域が広く、たくさん店舗があります。預金や貸付の額も信金のほうが多いです。

そもそも「信金」の設立目的は、信用金庫法に「国民大衆のために金融の円滑を図り、その貯蓄の増強に資する」とあります。一方、信組については中小企業等協同組合法などに、組合員の相互扶助を目的とし、組合員の経済的地位の向上を図ることとあります。

このため、「信金」にはだれでも預金できますが、「信組」に預金できるのは原則として組合員だけです。

信金の会員や、信組の組合員になるためには、会員資格を満たす人が組織に出資します。会員資格は、居住地や所在地が一定の地域にあることと、事業規模が制限内であることです。信組は信金より事業規模を小さく設定しています。

解答:「信金と信組」の違いとは……

「信金と信組」は、規模・会員資格・業務範囲が異なり、組織の規模は「信金>信組」です。どちらも地域の発展を目的として活動している非営利法人である点は同じですが、信組は組合員のための組織という性質が特に強いと言えます。

文/編集・dメニューマネー編集部

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