今、世界中が注目している「オミクロン株」。南アフリカが、11月24日 に世界保健機構（WHO）に報告したコロナウイルスの新たな変異株です。その後、「オミクロン株」は世界各地で急速に拡大し、11月30日に日本でも感染者が確認されました。

「オミクロン株」の「オミクロン」とは、どのように名付けられたのでしょうか？

「懸念される変異株（VOC）」などに指定された「オミクロン株」

新型コロナの変異株の名前は、ギリシャ語のアルファベットを使用してWHOが命名しています。今回の変異株である「オミクロン」は、24あるギリシャ語のアルファベットのうち、15番目にあたる「omicron（ο）」が使用されました。 ちなみに、第5派で猛威を振るった「デルタ株」 は、4番目の「delta（δ）」 が用いられています。

「オミクロン株」は、従来の変異株に比べ、ウイルスの遺伝情報の変異が非常に多いのが特徴です。そのため、ワクチンの有効性に影響を与える可能性があるといわれています。

英BBC放送は、科学者の「これまで見た中で最悪の変異株」という発言を紹介しました 。南アフリカだけではなく世界中に急速に拡大し、その感染力の高さが指摘されている「オミクロン株」。既存のワクチンの有効性や重症化しやすいかなどは、まだ分かっていないことも多いため、今後も注視していく必要がありそうです。

文/編集・dメニューマネー編集部

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