暖房が欠かせない冬に気になるのが「電気代」です。実は冬は「夏より電気代がかかる」と言われます。特に今年は原油価格の高騰もあり、石油製品のみならず光熱費などエネルギーコストも高くつきそうです。
夏より冬のほうが電気代がかかる!
エアコンの電気代は、外気と室温との気温差が激しい冬に高くなりがちです。2人以上の世帯が使う電気代の1ヵ月平均は8月が9,661円なのに対し、1月は1万2,232円と2,571円の差があります。
冬は日照時間が短く部屋で過ごす時間が長くなる影響もあり、世帯の消費エネルギーに占める暖房費の割合は25%にも達しているのです。
簡単にできる暖房費節約の4つのコツ
暖房器具の買い替えなどができなくても、簡単にできる暖房費の節約術があります。
コツ1 窓からの冷気をシャットアウトする
外の冷気は窓から室内に入ります。窓への対策をしていないと、いくら暖房の設定温度を上げても部屋は暖まりにくくなります。
カーテンはなるべく丈が長めで厚手ものを選んでください。特に遮光カーテンは厚めの生地が多く、光を遮ると同時に熱を遮断する効果も高いので、冷暖房効率アップに繋がります。
コツ2 部屋の中の暖気を循環させる
暖かい空気は上昇する性質があります。天井付近に溜まった暖かい空気を部屋全体にいきわたらせるために、扇風機やサーキュレーターを使って暖気を循環させましょう。
暖かい空気を巡らすことで、暖房の温度を上げることなく部屋全体の温度を一定に保てます。
コツ3 設定温度は20度にし、細かい調整は着るもので行う
暖房の設定温度の見直しも節電に効果的です。環境省は、暖房の設定温度は20℃を推奨しています。エアコンの性能や温度の条件にもよりますが、1度温度を下げて1日9時間運転した場合、月の暖房費用は約5~10%安くなります。
20℃を基本としたうえで、細かい温度調整は衣服で行うのがおすすめです。冷えを感じやすい首元や足首をネックウォーマーやレッグウォーマーで温めると効果的です。
コツ4 短時間ならエアコンはつけっぱなしにする
エアコンはつけ始めの電力消費が大きいため、つけたり消したりすると効率が悪くなります。30分から1時間程度の外出ならつけたままにしておくのがよいでしょう。
なおエアコンの風量は、室内の温度に合わせて風量を自動で調節してくれる「自動運転」モードが消費電力を抑えられます。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・maryviolet / stock.adobe.com
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