どんな意味?「リカレント」──【ビジネス・カタカナ用語】

2022/02/06 08:00

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「リカレント教育」や「リカレント休暇」は、近年注目されている社会人のための制度です。文部科学省などが支援に動き、積極的に取り入れている企業も増えているようです。 社会人なら知っておきたい「リカレント」とは一体どのような取り組みなのでしょうか。 「リカレント教育」とは、社会人の学び 「リカレント」は英語では“recurr

「リカレント教育」や「リカレント休暇」は、近年注目されている社会人のための制度です。文部科学省などが支援に動き、積極的に取り入れている企業も増えているようです。

社会人なら知っておきたい「リカレント」とは一体どのような取り組みなのでしょうか。

「リカレント教育」とは、社会人の学び

「リカレント」は英語では“recurrent”と表し、「循環する」「再発する」という意味を持ちます。近年は「教育」と組み合わせて「リカレント教育」と使われることが多いです。

「リカレント教育」とは、学校を卒業して仕事に就いてからも、必要なタイミングで学び直し、仕事に活かすための知識や能力を磨き続けていくことです。「学び直し教育」や「社会人の学び直し」ともいわれています。

「リカレント教育」はさまざまな分野に及びます。外国語、MBAや社会保険労務士などの資格取得や経営や法律、会計、プログラミングなどのビジネス系のスキルなどです。また、介護、福祉といった分野の学習も可能です。研修の枠組みを超え、「リカレント教育」を受けやすい制度を整えている企業もあります。

政府も後押ししている「リカレント教育」

厚生労働省では、経済産業省・文部科学省等と連携して、キャリア相談や学びにかかる費用の支援、学びを支援するウェブサイト「マナパス」の運営などに取り組んでいます。助成金は、企業側も受けることが可能です。

「リカレント教育」と混同されるのが、「生涯学習」です。違いは、“学び”の目的です。「リカレント教育」は、仕事に活かすための知識やスキルの学びに対して、「生涯教育」は、仕事に関係のない趣味や生きがいそのものも学習の対象に含まれます。

「リカレント教育」は、生き方や働き方の選択肢を増やし、人生の幅を広げることにつながります。社会人にとっても企業にとってもメリットのある「リカレント教育」は今後さらに浸透していくのではないでしょうか。

文/編集・dメニューマネー編集部

(2021年12月9日公開記事)

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