「AGA」(男性型脱毛症)の治療にはいくらかかる?治療は何をする?

2022/02/06 07:30

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AGA(エージーエー)とは「男性型脱毛症」のことで、今や成人男性の3人に1人がAGAだといわれている。もしAGA治療をするとしたら、どのような治療法があり、費用相場はいくらなのだろうか。 AGAの主な治療法は4種類 そもそもAGAとは、額の生え際や頭頂部周辺から抜け毛が起こる症状で、薄毛が少しずつ進んでいくのが特徴。主

AGA(エージーエー)とは「男性型脱毛症」のことで、今や成人男性の3人に1人がAGAだといわれている。もしAGA治療をするとしたら、どのような治療法があり、費用相場はいくらなのだろうか。

AGAの主な治療法は4種類

そもそもAGAとは、額の生え際や頭頂部周辺から抜け毛が起こる症状で、薄毛が少しずつ進んでいくのが特徴。主な原因は遺伝や男性ホルモンの影響とされ、生活習慣の乱れやストレスなども原因として挙げられる。

現在の医療では完治させることが難しいが、改善することは可能だ。主な治療法は4種類ある。

治療法 薬や具体的治療法 期待される効果 治療期間
内服薬 ・フィナステリド
・デュタステリド
脱毛抑制 効果を確認できるのは6カ月ほど
外服薬 ミノキシジル 発毛 効果を確認できるのは6カ月ほど
注入薬 ・メソセラピー
・HARG療法
発毛 2~4週に1度の治療を6カ月~1年実施
植毛 自毛植毛 発毛 治療は1度

内服薬と外服薬は、日本皮膚科学会で推奨されている治療法だ。内服薬のフィナステリドやデュタステリドには、脱毛の進行を抑制する働きがある。外用薬のミノキシジルには、発毛を促す働きがあるという。

注入薬による治療法のメソセラピーや、HARG療法では、皮下注射などにより、発毛を促す有効成分を配合した薬液を直接頭皮に注入する。どちらも有効性が十分に検証されておらず、世界的には推奨されていない。

自毛植毛は、AGAの影響を受けていない後頭部などから毛根ごと採取し、AGA患部に移植する手術だ。

費用相場は治療法によって大きく異なる

主に皮膚科やAGA専門病院で実施される治療は、自由診療なので保険は適用されず、全額自己負担となる。

費用は治療法によって大きく異なるが、複数の専門病院の治療費などから推定すると、内服薬と外服薬による治療の費用相場は、月額1万5,000〜3万円ほどのようだ。また、初診料や再診料、カウンセリングが無料で、実際に薬を服用するタイミングで費用がかかる病院が多い。

内服薬と外服薬以外の方法で治療する場合は、さらに高額になる。

たとえばメソセラピーの1回あたりの治療費は4〜6万円程度、HARG療法は1回あたり10〜15万円ほどかかる。自毛植毛の治療費は50万円以上が相場で、100万円以上かかる場合もある。

AGA治療はいつまで続ければいい?

AGAは完治が難しいことから、できるだけ長期的に治療することが望ましいとされる。ただ、治療の効果が出れば、薬の服用量を減らしながら効果を維持することも可能だという。

終わりが見えないと気になるのが費用だが、治療を始めた頃と同じ費用がかかり続けるわけではないため、もしAGAかどうか気になる場合は、無料でカウンセリングを受けられる病院に行ってみるのも選択肢の一つかもしれない。

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
画像・naka / stock.adobe.com(画像はイメージです)

(2021年12月9日公開記事)

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