オーケストラや室内楽に欠かせない楽器である「バイオリン」。西洋音楽を代表する弓奏楽器として知られていますが、北アフリカやインドといった世界の民族楽器にも使用されています。このバイオリン、実は漢字で書けるのです。

一体どんな漢字で書くのでしょうか。

日本では過去最高額の12億円で落札されたことも

バイオリンは漢字で「提琴」と書きます。16世紀中頃、現在とほぼ同じ形のバイオリンが誕生したと言われています。17～18世紀頃、巨匠たちによって改良が重ねられ、模範となるバイオリンが仕上げられました。この時期のバイオリンは名品として重要視されており、美術品や骨董品として高い価値が認められています。

中でも最も価値が高いといわれているバイオリンはストラディバリウスです。17世紀後半から18世紀前半にかけてイタリアの職人ストラディバリによって製造されました。現在残っているのは約600挺といわれています。

日本では2011年に、東日本大震災の復興支援を目的として、日本音楽財団が所有するストラディバリウスがオークションで売却されました。当時、過去最高額の1589万4千ドル、日本円にしてなんと約12億円7千万円で落札され、話題になりました。

文/編集・dメニューマネー編集部

（2021年12月11日公開記事）

【訂正のお知らせ】記事公開時に、「堤琴」と記述がありましたが、正しくは「提琴」ですので訂正し、ここにお知らせします。

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