iDeCo(イデコ、個人確定拠出年金)は60歳までしか入れないので、50代でまだ始めていないと「今からだと遅すぎるのでは?」という人もいるでしょう。しかし、50代から始めても十分に運用期間は確保できます。
iDeCoは60歳以降も運用は続けられる
iDeCoの加入は「20歳から60歳未満が対象」と案内されていますが、加入の期限が60歳です。60歳になると掛金の拠出はできなくなりますが、60歳までに加入して積み立てた資産は60歳以降も運用を続けられます。現在の制度では70歳になるまで継続可能です。
55歳からiDeCoを始めたとしても、最大15年の運用できます。60歳となり掛金の拠出ができなくなった後も、そこからさらに10年間は非課税で運用できます。
iDeCoがさらに使いやすくなる22年改正2つのポイント
こうしたiDeCoの年齢に関する条件は2022年に緩和され、さらに使いやすくなります。
2022年4月からは、70歳までではなく、75歳まで運用できるようになります。60歳で掛金の拠出ができなくなっても、その後、15年間(75歳に達するまで)非課税での資産運用が可能です。
また、2022年5月にはiDeCoに加入できる年齢が65歳になるまでに拡大されます。国民年金被保険者であれば65歳になるまでiDeCoの加入者として掛金が拠出できるようになります。
iDeCoの加入を年齢だけで諦めていけません。50代でiDeCoを始めても運用期間は確保できます。iDeCoを十分に活用し、税制優遇の恩恵を受けながら老後の資産形成をしましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年12月11日公開記事)
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