キャッシュバックなどキャンペーンの特典目当てに作ったけど、使っていないクレジットカードはありませんか。「使わなければ怖いことはない」と思っているかもしれませんが、実はカードは持っているだけでリスクになることがあります。
理由1 不正利用されても気づきにくい
使わないクレジットカードが複数あると、不正に使われたことに気づかないことがあります。
クレジットカードの不正利用は2020年の1年間だけで253億円もの被害があり、番号を盗まれる被害は過去最高となりました。
使わないクレジットカードはカード会社に連絡して解約手続きをして破棄したほうが安心です。カードも断捨離しましょう。
理由2 いつの間にか年会費が引かれることがある
年会費無料が初年度だけというカードがあります。解約を忘れてしまい、2年目になり年会費がいつの間にか引かれることもありえます。
しかも年会費の引き落とし日を知らず、たまたま口座の残高不足で引き落とせなかったとしたら。たとえ少額でも「延滞」になってしまいます。
理由3 お金を借りるときに審査に引っかかりやすくなる
クレジットカードにはキャシング機能も付いています。たとえキャッシングしなくても、いつでもお金を借りられる枠として登録されていて、これがローンの審査の時の「総量規制」に引っかかります。
総量規制とは借り入れの合計が年収の3分の1を超えないように規制する法律です。
いつでも借りられる枠が何社分もあれば、新しく借りるときに枠が足りなくなってしまいます。住宅ローンや車のローンなど本当に借りたい金額が審査に通らないかもしれません。
不要なカードは解約手続き後、細かく裁断を
クレジットカードを処分する際は必ずカード会社に連絡して解約しましょう。自分で処分してもキャッシング利用枠は消えないからです。
また処分するときは不正利用を防ぐため、できるだけ細かく裁断しましょう。カード番号やICチップの情報を盗まれることのないよう、切り込みを入れてバラバラに破棄することがポイントです。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年12月12日公開記事)
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