主に物流や製造の分野で使われる「リードタイム」。最近では、IT業界や転職業界などでも用いられるようになりました。
「開発リードタイム」「調達リードタイム」のように他の言葉と組み合わせて使われることが多い「リードタイム」の詳しい意味を知っていますか?
「リードタイム」は、発注から納品までの時間
「リードタイム(lead time )とは、生産や開発工程の作業開始から終了までにかかる所要時間のことを指します。 例えば、物流業界などでは、商品の発注から納品にいたるまでの所要時間です。「発注から3日間」や「発注から5営業日」など時間ではなく、日数や営業日ベースで表すことが多いです。商品の企画から製品化までを「開発リードタイム」、素材や原材料の発注から受領までを「在庫(調達)リードタイム」など、複数の工程に分けて管理することもあります。
「リードタイム」とよく似た言葉に“納期”があります。納期とは、「商品が納品・納入される期限日」を指します。「12月3日」と具体的な日付で表され、締め切りのタイミングを指します。
「リードタイム」は、短いほうが好ましい
ビジネスシーンで使われる「リードタイムを短縮する」は、「工程を見直し無駄をなくすこと」を意味します。
「リードタイム」を短縮することで、さまざまな効果が期待できます。例えば、製造業では無駄な在庫や業務の削減によって低コスト実現による利益率の向上です。サービス業であれば、他社よりもスピーディーにサービスの提供が可能になり、顧客満足度の向上やリピーターの獲得につながります。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年12月15日公開記事)
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