「あの人にとっては儲からない副業でも、自分にとっては儲かる副業かも」。副業を探すときは、こうした視点を持ち合わせるべし。副業の多くが「1件いくら」で計算される。自分の得意分野なら仕事をどんどんこなせ、時給1万円も可能だ。自分に合った副業の探し方とは?
まず自己分析から始めよう
自分の得意分野から逆算して副業を探すときは、まず自己分析から始めるのが賢明だ。「自分の本業」「自分の趣味」「自分の性格」をそれぞれ整理し、その上で自分に合っている副業を探していく流れだ。
「自分の本業」から探す
本業の仕事で、あなたは多くのスキルを習得しているはずだ。例えばソフトウェア開発会社に勤めているならエンジニアスキル、デザイン会社に勤めているならデザインスキル、企業で経理を担当しているなら会計に関する知識が身に付いている人が多いだろう。
こうしたスキルを活かせる副業の方が、短時間を多くの仕事をこなしやすい。エンジニアスキルがあるならアプリの開発案件を、デザインスキルがあるならチラシのデザイン案件を、会計の知識があるならリモートで可能な経理事務の副業を探せばいい。
「自分の趣味」から探す
あなたに身に付いているスキルは、本業で得たものだけではないはずだ。例えばギターが趣味の人の中には、演奏スキルだけではなく、作曲するスキルを持っている人がおり、こうした人はYouTube動画などで使われる楽曲を作曲する副業などをこなせるかもしれない。
自分の趣味を改めて見つめ直してみてほしい。あなたは趣味を通じて何らかのスキルを身に付けていないだろうか。ブログが趣味なら記事の作成、カメラが趣味なら写真の販売、オシャレが趣味ならファッションアドバイザーの副業がぴったりかも。
「自分の性格」から探す
自分の性格を合った副業を見つけるという視点も重要だ。人によって、単純作業が好きな人もいれば、クリエイティブな作業が好きな人もいる。自分の性格とあった副業であれば長く続けやすく、長く続ければ副業の案件単価も上がっていきやすい。
もしあなたが「誰にも指図されたくない」という性格の持ち主であれば、起業に近い形で副業を始めるのもありだ。例えば、自分のウェブサイトやブログに掲載した広告で稼ぐ「アフィリエイト」は、決まった金額の収入が約束されていないが、自由度はかなり高い副業だ。
さらに2つの視点を持ち合わせれば完璧
「本業」「趣味」「性格」という3つの視点から、自分にあった副業を探す方法を説明してきたが、それに加えて次の2つの視点も持ち合わせておきたい。まだあまり話題になっていない副業であるかどうかと、今後需要が増えそうな副業かどうか、という視点だ。
すでに多くの人が知っている副業は案件の単価が安いことが多い。一方、今後も需要が増えそうな副業であれば、案件の単価が上がっていく可能性が見込める。
インターネット上などで「儲かる副業」として紹介されている仕事に安易に飛びつくのではなく、冷静な自己分析に加えてこうした視点を持ち、自分にとって最も稼げる副業を見つけ出そう。
文・岡本一道(経済ジャーナリスト)
編集・dメニューマネー編集部
(2021年12月14日公開記事)
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